トロント・ブルージェイズのエース、リュ・ヒョンジンが見せた好投は絶賛に値するが、結果は1-2の敗戦投手だ。リュ・ヒョンジンは相変わらず自分の投球をしたが、チームの気まぐれな攻撃力はエースを助けることができなかった。
2013年、リュ・ヒョンジンはメジャーリーグ進出後初めてテキサス・レンジャーズと相対した。初の邂逅からおよそ8年、2021年4月8日(日本時間)にグローブライフ・パーク・イン・アーリントンのマウンドに立つことに。
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今カードを両チーム1勝1敗で迎えた3戦目、ブルージェイズはエースのリュ・ヒョンジンが登板。レンジャーズはカンザシスティ・ロイヤルズとの開幕戦で1回を耐えられなかったカイル・ギブソンが先発に選ばれた。
リュ・ヒョンジンは7回を投げ、7被安打、無四球、7奪三振、2失点と力投を見せた。対するギブソンも6回を投げ、6被安打、1与四球、8奪三振、無失点と素晴らしい好投を繰り広げた。
7安打のうちクリーンヒットは、先頭打者ニック・ソラックに許したソロ本塁打だけだった。ブルージェイズ打線も0-2でリードされた8回、先頭打者マーカス・セミエンのシーズン3号本塁打で1点差に迫ったが、レンジャーズリリーフ陣に沈黙を貫き、負け越してフロリダへ戻ることとなった。
トロント専門放送局の解説者は、「2回4安打のうち、本塁打を除いた3本の安打はソフトコンタクトだ。リュ・ヒョンジンは昨年、開幕2試合で8失点している。今年は2試合連続2失点の優れたピッチングを見せた。どの打者にも投球パターンを見抜かせなかった」と分析し、打線の無気力加減を強調。続いてヤンキースとの開幕戦を引き合いに出し、「チェンジ・オブ・ペース、ロケーション、腕の振り、オフバランスなどがリュ・ヒョンジンらしくなった。ヤンキース戦で浴びた2つの強い打球は、ゲイリー・サンチェスの本塁打とアーロン・ジャッジの安打だけだった」と指摘した。
ベテランキャスターのダン・シュールマン氏も、「リュ・ヒョンジンは非常に効率的なピッチングをした。28人の打者を相手に、22人に初球ストライクを投げていた。今日投げていた4種の球はすべて良かった」と好評し、「ブルージェイズは9日、フロリダ・ダニーデンでロサンゼルス・エンゼルスと4連戦を行う。リュ・ヒョンジンはエンゼルス戦には登板せず、13日にニューヨーク・ヤンキースのゲリット・コールと再対決する予定だ。リュ・ヒョンジンとしてはこうした経験が初めて」とし、次の登板と期待を予告した。
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