Kリーグで22歳以下の選手が活躍中!背景には韓国独自の「U-22選手義務出場ルール」の存在

2021年04月08日 サッカー #Kリーグ
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韓国Kリーグで毎節、22歳以下(U-22)のスター選手が誕生している。それだけ、ヤングプレーヤー賞の受賞候補も増えている。

【関連】監督も戸惑う「U-22選手義務出場ルール」とは

2021シーズンのKリーグ1(1部)では、各チームがU-22選手の活用法をめぐり頭を悩ませている。

Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は国際サッカー評議会(IFAB)の決定に基づき、今シーズンで1部に限り交代枠を最大5人としている。ただ、無条件で5人を交代できるわけではなく、Kリーグ独自ルールの「U-22選手義務出場規定」に沿い、試合中にU-22選手を2人活用しなければ、交代枠が5人まで拡大されない。

独自ルールの効果てきめん

この規定に一部の監督からは否定的な声も上がったが、結果としてU-22選手の出場機会は増えた。

Kリーグ1第7節終了時点で、計47人のU-22選手が計163試合に出場した。このうち、24人は今シーズンにプロデビューしたばかりの選手だ。

27試合制で行われた昨シーズンは計40人のU-22選手が計123試合に出場。13人がデビューイヤーだったことを考えると、今シーズンに入りU-22選手を活かす幅が大きく広がったと言える。

水原三星のキム・テファン(右)

結果も悪くない方だ。昨シーズンは40人のU-22選手が8ゴール2アシストを挙げるにとどまったが、今シーズンはU-22選手だけで14ゴール3アシストを記録し、すでに昨シーズンの数値をはるかに上回っている。

チーム毎で起用のバラつきが大きい実情があるとはいえ、U-22選手がただ試合に出場するだけにとどまらず、結果面でもチームに貢献しているという風に解釈できる。

“高卒ルーキー”も存在感発揮

この流れなら、ヤングプレーヤー賞争いも例年以上に熾烈化する見通しだ。

本紙『スポーツソウル』が開幕前に各チームの監督とキャプテンを対象に実施したアンケート調査では、FWオム・ウォンサン(22、光州FC)、FWホン・シフ(20、城南FC)、DFキム・テファン(21、水原三星ブルーウィングス)、MFイ・スビン(20、浦項スティーラース)らが受賞候補に挙がった。実際、彼らは期待通りのパフォーマンスを発揮しているが、彼ら以外のルーキーも目立った活躍を見せている。

特に第7節では、光州(クァンジュ)FCのFWオム・ジソン(18)がプロ初ゴールを決める活躍で、チームのエースで負傷離脱中のオム・ウォンサンの空白を埋めた。チームメイト同士の2人がヤングプレーヤー賞をかけて争う点も興味深い。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)オム・ジソン

水原三星(スウォン・サムスン)では昨シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で注目を浴びたキム・テファンが、今シーズンもパク・ゴナ監督の下で主力に定着。さらにはMFカン・ヒョンムク(20)やFWチョン・サンビン(19)の台頭も著しく、特にチョン・サンビンはすでに2ゴールの活躍で存在感を発揮している。

また、昨シーズンのACL王者である蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)では、“高校最大の有望株”とされるMFカン・ユング(18)のほか、ユース出身のMFキム・ミンジュン(21)が2ゴールの活躍を見せている。

今シーズンは平日開催が多く試合間隔が短いことから、体力を考慮してより多くの選手を起用しなければならない。そのため、例年以上に多くの選手がデビューの機会を得て、チームに貢献するものとみられる。

例年の傾向を見るに、個人賞を受賞できるかどうかは後半戦の活躍が大きく影響する。夏以降にどれだけ活躍できるかが重要なだけに、現時点で受賞者を予想することは容易ではない。言い換えれば、すべての選手に受賞のチャンスが与えられているという意味だ。

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