韓国Kリーグが“芝のスペシャリスト”とパートナーシップ締結!グラウンドの品質向上に取り組む

2021年04月07日 サッカー #Kリーグ

韓国Kリーグのグラウンドがオールシーズン対応のカーペットタイプの芝に生まれ変わるかもしれない。

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Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は4月6日、週間ブリーフィングを通じ、Kリーグ全クラブのグラウンドの品質向上を目的に、専門機関である三星(サムスン)物産リゾート部門ゴルフ事業チーム所属の芝生環境研究所とパートナーシップを結んだことを発表した。

同研究所は1993年に設立された芝生専門の研究機関だ。芝生関連の新品種開発や診断のほか、コンサルティングも担当している。2019年には、FCソウルのホームスタジアムであるソウルワールドカップ競技場のコンサルティングも行った。

連盟は各クラブや地方自治体によるグラウンド管理が困難であり、専門性に欠ける点も考慮して、専門機関によるコンサルティングを検討した。

Kリーグでは大半の競技場で自治体や施設管理公団が運営主体を務めている。そのため、競技場を使用するチームと運営主体で見解の違いが発生し、年中トップコンディションの芝生を管理することに苦労を強いられている。

Kリーグのほとんどの競技場は、寒地型芝生の「ケンタッキーブルーグラス」を使用している。この芝生はゴルフ場でも多く使われているが、ゴルフ事業チーム所属の研究所と手を組んだ理由とも関連している。

水原三星のホームである水原ワールドカップ競技場

連盟は2018年から昨年まで専門試験機関と協業し、グラウンドの品質テストを年中実施。優秀な芝生管理をしたクラブを表彰する「グリーンスタジアム賞」の評価にも反映した。テストでは回転抵抗や衝撃吸収、反発など定量的数値を測定した。

しかし、測定時点のグラウンドコンディションしか確認できないという限界にも直面した。寒地型芝は15~20度で最もよく育つとされるが、30度以上まで気温が上がる7~8月の夏には芝生の成長が難しい。

連盟は一時的ではなく長期的な芝生の生育に頭を悩ませた末、専門機関に依頼をすることに決めた。

芝生環境研究所はすでに先月26日から、済州ワールドカップ競技場を皮切りにKリーグ1・2部全22クラブの芝生品質診断に関する現場調査に乗り出している。調査は1次(3~4月)と2次(6~7月)に分けて行われる予定だ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)先月、大邱FCのホームであるDGB大邱銀行パークを訪れた研究所関係者

調査では芝生の生育だけでなく、競技場の構造的問題点を診断し、改善策を助言する。また、夏季と現象(夏季の高温で寒地型芝の生育が低下する現象)を減らすためのコンディションを実施することにした。

また、11月にはKリーグアカデミー自治体過程を通じ、結果発表会も設ける計画だ。

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