元ガンバ大阪の韓国代表FWファン・ウィジョ(28、ボルドー)が、欧州の舞台で初の二桁得点に成功した。
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ファン・ウィジョは4月4日(日本時間)、ホームのヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドーで行われたリーグ・アン第31節ストラスブール戦で先発出場。3-4-1-2の2トップでフランス人FWニコラ・ドゥ・プレヴィユ(30)とコンビを組んだ。
昨年12月17日の第15節サンテティエンヌ戦から17試合連続で先発出場しているファン・ウィジョ。彼は今年3月14日の第29節ディジョン戦から2試合連続ゴールを決めていることもあり、この試合でも序盤から果敢にゴールを狙っていた。
しかし、ボルドーは前半6分にコーナーキックからストラスブールに先制点を許すと、同21分、30分と連続で失点。試合開始から30分で0-3と、早々に大差を付けられてしまう。
無気力な試合を繰り広げていたボルドーだが、同36分にこちらもコーナーキックの流れからフランス人DFポール・ベイス(32)が1点を返し反撃に乗り出す。
そして、前半終了間際には元フランス代表DFローラン・コシェルニー(35)が相手DFに倒されたことで、主審がPKを宣言。キッカーを務めたファン・ウィジョがこれを冷静に沈め、1点差に迫る貴重な追加点を決めた。
ただ、後半はボルドーの反撃も及ばず、試合は2-3でアウェーのストラスブールが勝利。1ゴールのファン・ウィジョは90分フル出場した。
今節を終え、10勝6分15敗の勝ち点36としたボルドーは、20チーム中14位と低迷が続いている。
今回のストラスブール戦で3試合連続ゴールを記録したファン・ウィジョは、リーグ・アン2年目にして初の二桁得点を達成。
得点ランキングでもアルジェリア代表FWアンディ・ドゥロール(29、モンペリエ)やフランス人FWガエタン・ラボルド(26、モンペリエ)、ジンバブエ代表FWティノ・カデウェレ(25、リヨン)と並び10位タイにランクインした。
また、ファン・ウィジョは2021年に入ってからのリーグ戦で8ゴールを決めている。
この数字はフランス代表FWキリアン・エムバペ(22、パリ・サンジェルマン)、カナダ代表FWジョナサン・デイビッド(21、リール)、フランス代表FWウィサム・ベン・イェデル(30、モナコ)らと並んでトップタイの記録だ。
ファン・ウィジョの次なる目標は、リーグ・アンにおける“韓国人選手最多得点記録”の更新だ。現時点で同記録の保持者は元韓国代表FWパク・チュヨン(35、FCソウル)で、モナコ在籍時の2010-2011シーズンに12ゴールを決めている。
ボルドーの次戦は、4月11日にアウェーで行われる第32節サンテティエンヌ戦だ。今年に入って好調が続くファン・ウィジョだが、果たして4試合連続ゴールを決めることができるのだろうか。
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