韓国代表MFイ・ガンイン(21、バレンシア)の活躍に現地メディアも舌を巻いている。
スペインメディア『エル・デスマルケ』は2月21日(日本時間)、同日に行われたラ・リーガ第24節バレンシア対セルタ・デ・ビーゴでのイ・ガンインのプレーを賞賛。
「1カ月もの間、先発出場がなかったイ・ガンインはチームのスピードを変え、マヌ・バジェホへの素晴らしいアシストで決勝点を演出した。イ・ガンインがバレンシアのすべてだった」と伝えた。
イ・ガンインの華麗な個人技にセルタの選手は驚かされた。同メディアも「セルタの選手がイ・ガンインを止める方法はファールしかなかった」とし、イ・ガンインが何度も相手の反則を誘った場面も振り返った。実際、イ・ガンインはこの日、チーム最多の被ファウル数5回を記録していた。
また、同メディアはイ・ガンインが後半26分に披露した相手GKの退場を誘導するパスについて「絶妙だった」と伝えると、「バレンシアは魔法使いが現れるまでセルタの強力な守備を切り崩せなかった」とし、妙技で相手を惑わせたイ・ガンインを“魔法使い”と表現していた。
ほかにも、イ・ガンインへの称賛は相次いだ。バレンシアを率いるハビ・グラシア監督は「イ・ガンインが良い活躍をしたということに同意する」とし、「今日は攻撃陣の守備が重要だったが、よくやってくれた。攻撃時は循環するパスやラストパスが良かった。すべてのポジションで素晴らしいレベルのパスをつなげた」とコメント。『WhoScored.com』も、イ・ガンインに最高評価点の8.6を付与した。
圧巻の存在感でチームに勝利をもたらしたイ・ガンイン。次戦は来る2月28日のラ・リーガ第25節で久保建英擁するヘタフェと対戦するが、そこでも自身の持ち味を発揮することはできるのだろうか。
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