韓国プロ野球の斗山に最速154キロ投手ロケット加入。過去マリナーズやパドレス、メッツに所属

韓国プロ野球の斗山(トゥサン)ベアーズが新外国人投手ウォーカー・ロケットを迎え入れた。

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斗山は1月8日、アメリカ人投手ウォーカー・ロケットの獲得を発表した。契約条件は、契約金25万ドル(日本円=約2600万円)、年俸55万ドル(約5720万円)、移籍金20万ドル(約2080万円)の総額100万ドル程度とされている。

(写真提供=AP/アフロ)マリナーズ時代のロケット

1994年生まれのロケットは、身長196センチに体重102キロの身体条件を誇る右腕投手。2012年にMLBドラフト4巡目でサンディエゴ・パドレスの指名を受けてプロ入りを果たし、2018年にメジャーデビュー。以降、ニューヨーク・メッツやシアトル・マリナーズ、トロント・ブルージェイズに所属した。

メジャーでは通算20試合に登板し、2勝4敗の防御率7.67を記録。マイナーリーグでは通算114試合に登板し、28勝31敗の防御率4.11を記録した。なお、昨年はブルージェイズの40人ロースターにも含まれていた。

ロケットは最高球速154kmに達するストレートと、多彩な変化球を駆使する。特にシンカーが強力な武器であり、高身長から繰り出されるファストボールが驚異的という評価だ。ロケットはこれまで先発とブルペンを行き来しながら、スウィングマンとして活躍した。

斗山の関係者は「球威を武器に攻撃的に勝負を仕掛ける選手だ。試合のコントロールに長けるとの評価を受けた。持ち味のシンカーでゴロを誘導することが多い。我々は内野陣の守備が良いため、シナジー効果があるのではないか」と期待感を示した。

一方、斗山は昨シーズンの安打王に輝いたホセ・フェルナンデス(32)と再契約。新戦力ではロケットのほか、台湾プロ野球の中信兄弟でプレーしていた元ソフトバンク投手のアリエル・ミランダ(31)を迎え入れた。2021シーズンに向けた外国人選手の構成は終えたと言って良いだろう。

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