韓国代表MFイ・ガンイン(19・バレンシア)に新型コロナウイルス感染の疑いがもたれている。
スペインメディア『アス』が12月1日に報じたところによると、イ・ガンインは同日、バレンシアの練習場で新型コロナ検査を受けた後、帰宅したという。
負傷離脱中のウーゴ・ギジャモン(20)、ホセ・ガヤ(25)、ヤスパー・シレッセン(31)、新型コロナ感染で自主隔離中のデニス・チェリシェフ(29)らを除いた練習からイ・ガンインも外れ、一人で車に乗り込む姿が現地メディアによってとらえられた。
この日の午後、バレンシア側も「トップチームで新型コロナ感染の疑いがある選手が発覚した。該当選手は自主隔離に入り、濃厚接触者も隔離した。ラ・リーガのプロトコルに従い、最終的な決定を待っている」と明らかにした。
自主隔離に入った選手は特定されていないが、イ・ガンインが該当する可能性は高い。
まず、イ・ガンインは直前まで新型コロナに感染しかねない環境にいた。
オーストリアで国際Aマッチを戦った韓国代表にイ・ガンインも合流していたが、チーム内で選手とスタッフ合計11人に陽性反応が出た。
イ・ガンインは国際Aマッチ終了後、11月17日にバレンシアに復帰。感染の疑いが浮上した12月1日は、韓国代表を離れてから2週目となる時点だ。なお、新型コロナの潜伏期間は2週間とされている。
また、バレンシア内でも、11月29日のアトレティコ・マドリード戦前に行われた新型コロナ検査でチェリシェフに陽性反応が出た。イ・ガンインにとってはさまざまな経路からの感染が懸念される状況だ。
イ・ガンインは現在、バレンシアで熾烈なポジション争いを繰り広げている。それだけに、新型コロナ感染が事実であれば当分試合に出場することができない。イ・ガンインにとってもバレンシアにとっても悪材料と言えるだろう。
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