鹿島クォン・スンテもかつて所属の尚州尚武FC が10年の歴史に幕を降ろす

2020年10月17日 サッカー #Kリーグ
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「さらば、尚州の地よ」

Kリーグの尚州尚武FC(韓国軍体育部隊)が10月17日14時(日本時間)に行われる、リーグ戦第25節で大邱FCと対戦する。

この試合は10年間ホームタウンとしていたゆかりの地、慶北(キョンブク)尚州市で行われる最後の試合だ。

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尚州尚武の歴史は2003年から始まり、光州をホームタウンとしてKリーグに参加。その後、2011年に現在のホームタウンである尚州に移動し、今年で10シーズン目を迎えた。

過去には日本でもお馴染みのホン・ミョンボ(元柏レイソル)や、現在Jリーグで活躍しているクォン・スンテ(鹿島アントラーズ)も在籍していた。

尚州とのホームタウン契約が切れたチームは、来年から慶北金泉市にホームを移し、「金泉尚武」(キムチョンサンム)にチーム名を変える。韓国プロサッカー連盟の規定に基づき、新規クラブは2部からのスタートとなるため、来シーズンの自動降格が確定している。

万年Bクラスと揶揄されてきたチームだが、今シーズンはリーグ戦でグループA(上位リーグ)に食い込んだ。これまで24試合を戦い、11勝8敗5分(勝点38)で4位につけ、チーム史上最高成績でのフィニッシュも期待されている。

今回のラストホームゲームには政府指導のもと、“社会的距離確保”の規定を1段階下げ、尚州市民がスタジアムに足を運べるようになったので、さらに特別なものとなる。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)尚州尚武FC

ラストマッチを盛り上げるいろいろな工夫

チームは試合当日に2500人のサポーターを受け入れることにした。ただし入場券は、オンラインでの前売り販売のみなのだが、尚州は地域の特性上、インターネットをうまく活用できない高齢者のファンが多い。

オンライン販売でインターネットに疎い人を支援するため、熱烈なファンがヘルパーとして代理購入できる仕組みを作り、最後のホームゲーム観戦をサポートする。単に代理購入で終わるのではなく、スタジアム入場時のQRコード入場者リストへの登録も助ける予定である。

ほかにも、毎シーズン来場者を対象に“出席スタンプ”を配る形式で行ってきた「スタンプデー」を、今年は来場するファンと自宅観戦のファン両方を対象に開催する。有料チケット所持者にはスタンプを与え、先着500人にマスコットキャラクターの人形をプレゼントする予定だ。

また、11月22日には転役(兵役を終えて除隊すること)するキム・ミンヒョク、キム・ソンウ、キム・ジンヒョク、パク・セジン、ペ・ジェウ、ソン・スンミン、ファン・ビョングンたちの転役セレモニーも同時に行う。

尚州尚武ファンは移転により自動降格してしまうにも関わらず、今シーズン好成績を挙げた彼らのサッカーを好んでいる。キム・テワン監督の期待通り、尚州市民運動場でファンと選手たちの最後の姿がハッピーエンドとして締めくくられるのか非常に楽しみだ。

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