初めて韓国代表のユニホームを着たソン・ミンギュ(21、浦項スティーラーズ)が、U-23オリンピック代表キム・ハクボム監督に強烈な印象を残した。
オリンピック代表のFWソン・ミンギュは、10月9日に行われたサッカー韓国代表対オリンピック代表のスペシャルマッチに先発出場し、0-1でリードされていた後半6分に同点ゴールを記録するなど、印象的な活躍を広げた。
ソン・ミンギュの活躍もあり、U-23代表はA代表に2-2で引き分けた。
左サイドのアタッカーとして出場したソン・ミンギュは、序盤から活発な動きで攻撃を導いた。所属クラブの浦項スティーラーズで見せていた通り、果敢なドリブルと突破力が目立った。オリンピック代表チームが全体的な競技力で押され、ボールを支配できないなか、A代表の選手たちと互角の対決を見せた。
決定的なチャンスも、ソン・ミンギュにめぐってきた。前半30分、ソン・ミンギュは右サイドからユン・ジョンギュが上げたクロスに頭で合わせた。GKチョ・ヒョヌの正面で得点には至らなかったが、A代表を脅かすシーンだった。
後半に入ると、ソン・ミンギュはさらに勢いに乗った。後半4分、中央を突破して強力な右足シュートを試みた。続いてソン・ミンギュはペナルティボックスの左側でボールをキープすると個人技を駆使し、ソン・ジュンホとクォン・ギョンウォンを交わし、最終ラインのウォン・ドゥジェまでドリブルで迫った。DFを瞬時に3人を交わしたソン・ミンギュは、そのままゴールネットを揺らし、A代表に押された雰囲気を一瞬にして覆した。
オリンピック代表として初めて出場した試合で得点まであげたソン・ミンギュは、後半15分に交換し、チームメイトとキム監督から激励を受けた。
ソン・ミンギュは、これまで1度も世代別代表に選ばれたこともない新人だ。昨シーズンから頭角を現し、今季Kリーグ24試合で、10ゴール5アシストを記録。最高の有望株として注目を集めている。
1999年生まれのソン・ミンギュは、1997年生まれまでが出場するオリンピック代表での定着を目指す。今回の活躍で、キム監督の心をとらえたことは間違いないだろう。
A代表とオリンピック代表のスペシャルマッチは、10月12日に第2戦が行われる。
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