韓国プロ野球、3位球団の監督がシーズン終盤に突如辞任…過去にも似たような事例があった?

ソン・ヒョク監督が、レギュラーシーズン12試合を残してキウム・ヒーローズから退いた。

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キウムは10月8日、「ソン・ヒョク監督が辞任の意思を示した。球団は内部での討議を経て、ソン監督の意思を受け入れた」と発表した。

キウムは、10月7日時点まで73勝1分58敗(勝率0.557)を記録し、レギュラーシーズン10球団中3位を走っていた。ポストシーズン進出もほぼ確実な状況で、2位にも手が届く範囲だった。

それだけに、シーズン終盤でのソン・ヒョク監督辞任のニュースには“異例だ”と反応が相次いでいた。

ソン・ヒョク前監督

ソン・ヒョク監督よりも高い勝率を維持した状況で、球団を去ることになった監督は過去に2人しかいない。

一人は、1983年に三美スーパースターズを率いた故キム・ジンヨン監督だ。当時、キム監督は22勝14敗(勝率0.611)と善戦していたが、審判に暴行を振るって拘束された後、同年6月3日に途中退任した。ちなみに、キム監督はその翌年の1984年、再び三美の指揮を執っていた。

もう一人は、SKワイバーンズのキム・ソングン元監督。彼は去る2011年8月18日、球団首脳部との対立によってシーズン途中に退陣した。前日の時点まで、52勝41敗(勝率0.559)で3位につけていたにもかかわらずだ。

キム・ソングン元監督

今回のソン・ヒョク監督も、0.557と表面上は高い勝率を記録していたが、結局はレギュラーシーズンを終えられないままその場を追われることになった。

ソン・ヒョク監督が去ったキウムは代わりに、大学まで選手生活を続け、直接選手を指導した経歴の無いクオリティ・コントロール・コーチのキム・チャンヒョンを監督代行に起用する破格の人事を行った。

キム・チャンヒョン監督代行は大田高を経て慶熙大学まで選手生活を続け、2013年にキウムの戦力分析員として入社した。今年からクオリティ・コントロール・コーチに就任し、1軍のコーチングスタッフと連携を深めていたところだった。

キム・チャンヒョン監督代行

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