MLB最高年俸額投手のゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)が、またしても“天敵”チェ・ジマン(タンパベイ・レイズ)に一発を浴びた。
チェ・ジマンは10月6日(日本時間)、ペトコ・パークで行われているニューヨーク・ヤンキースとのアメリカン・リーグ・ディビジョン・シリーズ(5試合制、3勝先取)第1戦で、コール相手に2ラン本塁打を放った。
これでチェ・ジマンは、ポストシーズン2回目、そしてコール相手にシーズン3回目の本塁打に成功した。
この試合に「4番・ファースト」で先発出場したチェ・ジマン。初回の第1打席では力みすぎたのか内野フライに倒れたが、4回の第2打席ではチャンスを逃さなかった。
1-2とヤンキースにリードされて迎えた4回。先頭打者ランディ・アロサレーナが右前安打を放って無死一塁にすると、次打者のチェ・ジマンはボールカウント1-1からコールが投げたフォーシームファストボールをとらえ、スタンドにボールを運んだ。
打った瞬間に本塁打であることを直感するほど、完ぺきなタイミングだった。
ベースを一周した後、ウィリー・アダメズと特有のセレモニーで喜びをあらわにしたチェ・ジマンは、ポストシーズンでも自身が“コールの天敵”であることを証明してみせた。
チェ・ジマンはコール相手に7打数5安打(2本塁打)4打点を奪った今シーズン含め、通算12打数8安打(3本塁打)と強さを見せている。
ポストシーズンを含めても、同日まで通算17打数9安打の打率0.529と、舞台を選ばない“天敵の本能”を見せつけた。
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