韓国プロ野球選手は秋夕の大型連休をどう過ごす?ビジターチームは「ソンピョンを食べるだけ」

韓国は本日からチュソク(秋夕)の連休に突入した。毎年恒例の大型連休とあって、世間は浮足立っている状況だ。

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それでも、韓国プロ野球の選手たちはチュソクの期間も通常通りシーズンを戦う。韓国プロ野球は10月1日、午後2時から全国5つの球場で試合を開催する。

選手はチュソクを考える余裕もない。全10球団の中には、帰省者による“交通戦争”を考慮してホテルに宿泊する球団もある。

斗山ベアーズ

首位を走るNCダイノスのキム・ジョンムン団長は「球団創設以降、チュソクの連休にホームゲームを行うのはおそらく初めてだ」とし、「これまで、チュソクの期間は選手たちの移動に神経を使ったが、今年はその面で楽だ。ただ、選手たちのためにソンピョン(松餅)を準備したのがすべて」と話した。

ホームゲームを行う球団の選手は家族と一緒に過ごせるが、遠征する球団の選手はそうはいかない。彼らは、チームが用意してくれたソンピョンを食べつつ、来る試合に向けて戦意を燃やす。

昌原(チャンウォン)に遠征中のSKワイバーンズは、ビュッフェスタイルで用意されたホテルの朝食時、ソンピョンを出して質素にチュソクを迎えた。

敵地でのキウム・ヒーローズ戦を控えるKIAタイガースのホ・グォンホン団長も、「試合会場で選手たちが食べられる間食として、ソンピョンを準備した」と伝えている。

SKワイバーンズ

大田(テジョン)に遠征中の斗山(トゥサン)ベアーズも状況は同じだ。キム・スンホ運用部長は「名節だからといって特別に準備したものはない。宿泊先のインターシティホテルに注文し、ソンピョンを用意した」と述べた。

選手たちだけでなく、審判陣や試合運営スタッフのほか、テレビ局の中継チームもチュソクを過ごす暇はない。

家族と一緒に祝日を過ごすどころか、観客のいないがらんとした球場で試合をしなければならない今年のチュソク。それでも、韓国プロ野球は各球場で盛り上がりを見せてくれるはずだ。

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