セントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョン(32)が今季3勝目に挑む。
『MLB.com』は9月18日(日本時間)、キム・グァンヒョンを来る20日にPNCパークで行われるピッツバーグ・パイレーツとの4連戦最終戦の先発投手に予想した。
カージナルスの公式発表はまだされていないものの、ローテーションの日程等を考慮すれば、キム・グァンヒョンの登板が有力とされている。
パイレーツは、キム・グァンヒョンがMLBデビュー戦で対戦した相手だ。
去る7月25日に本拠地ブッシュ・スタジアムで行われたパイレーツとの開幕戦で、抑えとして登板したキム・グァンヒョンは1イニング2被安打(自責点1)でセーブを記録した。初年度に開幕戦でデビューし、セーブに成功する珍記録を樹立した相手だ。
また、先月28日には先発投手としてパイレーツと対戦し、6イニング3被安打1失点(自責点0)と好投を披露した。チームの打線が沈黙したことで惜しくも勝利投手とはならなかったが、キム・グァンヒョンが先発としての能力の高さを証明した試合だった。
前回のピッツバーグ戦後には、キム・グァンヒョンが今季新人王に輝く可能性を現地メディアが取り上げたりもした。
ギリギリの戦いが続くチーム状況を考慮すれば、キム・グァンヒョンは今回の登板でも力投を見せなければならない。
カージナルスは9月18日時点でナショナル・リーグ中地区3位。ワイルドカード争いでも5位と、ポストシーズン進出を楽観視できる状況ではない。
強力な先発陣と堅固な守備を踏み台にカージナルスが上昇のきっかけをつかむには、キム・グァンヒョンがもう一度エース級のピッチングを披露し、雰囲気を盛り上げなければならない。
パイレーツは、MLB2年目のミッチ・ケラー(24)を先発に予告した。ケラーは今季、3試合に登板して1勝1敗の防御率5.06と不調気味だ。
キム・グァンヒョンは今季、6試合に登板して2勝1セーブ、防御率0.63と驚異の活躍ぶりを見せている。先発として出場した試合に限れば、5試合で防御率0.33と、まるで漫画のような成績を記録している。
24イニング連続“自責点ゼロ”でナ・リーグ新人王候補にも浮上したキム・グァンヒョンが、パイレーツ相手にシーズン3勝目を挙げられるか、注目が集まっている。
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