Kリーグ、10位と最下位の対戦が見逃せない理由…仁川Uが勝つと6チームが“緊張状態”に

2020年09月13日 サッカー #Kリーグ

9月13日に行われる釜山アイパークと仁川ユナイテッドの対戦は、Kリーグの下位チーム全体に大きな影響を与える見込みだ。この1試合の結果に基づいて、今後の流れが完全に変わってくる可能性がある。

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釜山アイパークは9月13日、ホームで仁川ユナイテッドとKリーグ第20節を行う。両チームにとって、重要な勝負だ。現在、釜山アイパークは勝ち点20で12チーム中10位。順位は下位だが、勝ち点21点で6~9位に位置している江原FC、光州FC、城南FC、FCソウルとは僅差であり、実質的に同グループに属していると見ることができる。

開幕後、ずっとリーグ最下位にとどまっている仁川ユナイテッドは、勝ち点14点。それでもチョ・ソンファン監督就任後、雰囲気が変わった仁川ユナイテッドは3勝をあげ、下位グループを追撃している。

誰もが釜山アイパークの勝利を願う理由

9月13日の試合を通じて、リーグ中下位のチームの緊張感が違ってくる。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)

釜山アイパークが仁川ユナイテッドに勝てば、釜山をはじめとする他のクラブは安堵のため息をつくことができる。釜山アイパークが仁川ユナイテッドとの勝ち点差を現在の6から9に広げることとなり、1部リーグ残留の安定圏に入ることができる。引き分けでも現在の差を維持できるため、悪い結果ではない。

逆に仁川ユナイテッドが勝利すると、両チームの勝ち点差が3に縮まる。事実上、追撃の射程圏に入ることになる。

それは単に釜山アイパークだけの問題ではない。6位の江原FCをはじめ、全北現代(2位)と対戦する光州FC、尚州尚武FC(3位)を相手にする城南FC、スーパーマッチを行うFCソウルなどが負ければ、仁川ユナイテッドとの勝ち点差が4にまで減ることを防げない。

特に勝ち点17点で11位の水原三星は、FCソウルとのスーパーマッチに敗れた場合、仁川ユナイテッドと勝ち点で並ぶ。得失点差によっては、むしろ最下位に落ちる可能性まである。Kリーグの名門である水原三星に、降格の現実が押し寄せてくるわけだ。

中下位圏のクラブが内心、釜山アイパークの勝利を望むしかない理由だ。釜山が降格圏のキャスティングボートを握るラウンドと見ることができる。

逆にいえば、仁川ユナイテッドにとっても落とせない試合だ。

仁川ユナイテッドは前節で江原FCを破り、勢いに乗っている。釜山アイパークまで倒して連勝街道を走ることになれば、中下位圏のチームを追撃すると同時に、残留の希望が見えてくる。しかし釜山アイパークに敗れ、水原三星がFCソウルに勝利した場合には、1チームだけ最下位に取り残されることになる。追撃する絶好の機会だけに、逃すわけにはいかない。

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