韓国最大級のポータルサイト『NAVER(ネイバー)』が、スポーツ記事のコメント機能を暫定的に廃止する。
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NAVERは8月7日、公式ブログを通じてスポーツ記事のコメント機能を暫定的に廃止することを発表した。
発表では、「一部の選手を標的に、名誉を傷つけ卑下するコメントは絶えず生成された。我々もモニタリングを強化し技術水準を高め、事前/事後で悪質コメントを最小化する努力をした。しかし、最近の悪質コメントの程度や選手の苦痛が、看過できる水準を超えると判断されたため、“NAVER SPORTS”においてコメント機能を暫定的に廃止することを決めた」と説明された。
スポーツ記事のコメント機能は今月中にも中断されるが、応援するチームや選手にリアルタイムでメッセージを送ることができる「ライブトーク」は、これまで通り維持する予定だという。
NAVER側は「悪口など悪意のある内容を選び出せるよう、AIクリーンポット2.0が適用される予定」と明らかにしている。
ただ、今後コメント機能が再開する可能性もあるようだ。
NAVER側は「現在、スポーツサービスでよく発見されるコメントの形式を綿密に分析し、悪質コメントの露出を自動制御する技術を追加開発中だ」とし、「コメント機能が中断される間に(自動制御技術)を高度化し、実効性が担保された際に、コメント機能中断の解除に関する議論を再開する」と伝えた。
今回のコメント機能廃止の決定は、元女子プロバレーボール選手の故コ・ユミンが極端な選択を取ったことから提起された。
故人は生前、悪質コメントなどによって極度のストレスを抱えていた。
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