【独占取材】アジアカップ落選のロシアW杯メンバーに韓国代表監督がかけた言葉とは?

ムン・ソンミンは本紙とのインタビューでも、「正直、(アジアカップに行くことができず)当惑した。ただ、エントリー発表前にベント監督が僕を呼ばれた。監督の話を聞いたことで受け止めることができた」とその胸中を明かした。

ならば、ベント監督はムン・ソンミンに何を語ったのか。監督が強調したのは2つ。スペースをも自ら創出すること、マルチなポジションを消化することだったという。

「監督は“スペースが多いときは君の活用度が高く、君の長所も出る。ただ、狭いスペースを切り崩すことを苦手にしている。マルチ能力でも競争相手に押され気味で、(アジアカップに)一緒に行くことはできない”と説明してくれた」

そのうえで、「監督本人も選手時代に僕と似たような理由で(代表から脱落した)経験があると言っていた。ムカつくこともあるだろうと僕の気持ちも察してくれた。監督が僕の短所を明確に指摘してくれたので、むしろ心が落ち着いた」という。

ムン・ソンミンは今季、Kリーグで14得点6アシストを記録。守備に重きを置きながらカウンターアタックに依存する仁川において、彼の存在感は絶対的だ。

ムン・ソンミンの競争力は、強い相手と競わなければならないW杯でも光った。ただ、アジアカップでは韓国より戦力的に弱い相手が多い。つまり、密集守備を繰り広げる相手をいかに克服するかが核心となる。 その状況で、ベント監督は狭いスペースを克服することに難があるムン・ソンミンの短所を指摘したというわけだ。

海外リーグのクラブからもオファー

ムン・ソンミンは告白する。

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