未来統合党イ・ヨン議員が故チェ・スクヒョン選手の日記を公開し、別の加害者がいることを明らかにした。
7月22日、国会では文化体育観光委員会「トライアスロン選手の苛酷な行為と体育分野の人権侵害に関する公聴会」が行われた。
公聴会の質疑に出たイ・ヨン議員は、故チェ・スクヒョン選手の日記を公開した。日記でチェ選手は「私の敵は誰なのか」と自問して「私の敵は2人以上」とし、キム・ギュボン監督、主将チャン・ユンジョンを含めた5人について言及した。
加害者と目された3人のほか、新たに2人の加害者が浮上したわけだ。
イ議員は「キム・ギュボン監督が拘束され、キム・ドファン選手は良心宣言した。チェ・スクヒョン選手の両親が今、議員室で見守っている。キム・ドファン選手を除いて、全員が欠席した状況に遺憾の意を表する。追加の加害者が明らかになり、慶州(キョンジュ)市庁チームでは監督が選手を、先輩が後輩を暴行した例が一度や二度ではないということが確認された」と指摘した。
加害者の1人とされたキム・ドファン選手は、去る7月6日に行われた文化体育観光委員会の会議では暴行の容疑を否認したが、この日の公聴会では、自分の過ちを認めて謝罪した。
彼は「監督や自分の過ちをさらけ出すことが嫌だった。自分の過ちを明かし、メディアから批判を受けると思ってそうした」とし、「水泳のトレーニング中にチャン・ユンジョン選手がチェ・スクヒョン選手を殴るのを見た」と述べた。
続いて彼は「本当に申し訳ないと思っている。これは本当の思いだ。追加で言うべき言葉は、会ってから申し上げたい」と頭を下げた。
チェ・スクヒョン選手は去る6月26日、所属する慶州支庁トライアスロンチームの監督やチームドクターを名乗る男、そして主将など先輩選手から過度なパワハラやいじめを受け、それを苦にしてこの世を去った。
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