性犯罪&横領容疑の韓国高校サッカー連盟前会長が保釈「一銭も受け取っていない」

2020年07月09日 サッカー

業務上横領と性犯罪の容疑で拘束され、裁判中の韓国高校サッカー連盟チョン・ジョンソン前会長が7月8日、保釈された。拘束されてから6カ月ぶりだ。

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ソウル中央地裁・刑事合意22部(ヤン・チョルハン部長判事)は7月8日、チョン前会長側が提出した保釈請求を受け入れた。これによりチョン前会長は拘束を解かれた状態で裁判に臨むことになる。

裁判所は、裁判所が定めたところ居住し、召還された際には指定された時間と場所に出席すること、在職していた高校のサッカー部や保護者会の関係者と接触しないことを保釈条件として挙げた。

◇永久除名となったが、本人は容疑を否認

チョン前会長は、ソウル瑞草(ソチョ)区にある彦南(オンナム)高校サッカー部の監督を務めた当時、サッカー部運営費などの名目で保護者から数千万ウォン(数百万円)を受け取り、外国のクラブが学校に支給したトレーニング補償金の一部を横領した容疑(業務上横領)、学生の親を相手に性犯罪を行った容疑(類似強姦)で、今年1月に拘束起訴された。

(写真提供=KFA)チョン・ジョンソン前会長

先立って2019年5月、チョン前会長はサッカー部の運営費などの名目で数千万ウォンを受け取った容疑で警察の捜査を受けた。保護者側は数年にかけてサッカー部の運営費の一部や退職金積立費などの名目で、チョン前会長が約10億ウォン(約1億円)をだまし取ったと主張した。

論議が大きくなると、韓国サッカー協会は2019年8月にスポーツ公正委員会を開き、チョン前会長を永久除名とした。

今年4月の初公判でチョン前会長の弁護人は、「すべての業務上横領、強制わいせつと類似強姦はまったくなかった。後援会費などの組成および執行に被告人は関与していない。共犯者として起訴されたパク氏側の代理人の口座から被告人が個人的な用途でお金を使ったのは、被告人がパク氏個人との金銭取引と考えたためで、違法という認識自体がなかった」と主張した。

またチョン前会長は直接発言の機会を要請し、「成果金は契約書にベスト4以上の成績をあげれば受け取ることができると、保護者総会で決定したこと。彦南高校の監督を20年しながら最強のチームを作ったが、一銭も受け取ったこともなく、セクハラしたこともない」と主張した。

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