自殺した元韓国代表選手の事件についてスポーツ公正委員会が開催…どんな懲戒が下るか

2020年07月06日 スポーツ一般

韓国トライアスロン協会が故チェ・スクヒョン選手を死に追いやった加害者を対象に、スポーツ公正委員会を開催した。

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同協会は7月6日16時、ソウル松坡(ソンパ)区のオリンピックパークテルでスポーツ公正委員会を開き、慶州(キョンジュ)市庁トライアスロンチーム所属の監督と選手2人の懲戒を決定する。

アン・ヨンジュ委員長、キム・セゴン副委員長、チョン・ソネ、キム・スギョン、キム・ヒョンソク、チャン・イクヨン委員など計6人が委員会に参席。アン委員長は「スポーツ界でこのようなことが再び起きて残念だ。不幸な懲戒審議をすることになり、重い心を持っている。現在までに提出された被害者、関係者の陳述を検討し、容疑者の釈明を聞いて懲戒の水準を決める予定だ」と明らかにした。

7月6日16時から行われたスポーツ公正委員会で発言するアン・ヨンジュ委員長

いじめ加害者たちは容疑を否認

先立って6月26日、トライアスロン元韓国代表のチェ・スクヒョン選手が自ら命を絶つ悲劇が起きた。彼女は所属チーム(慶州支庁トライアスロンチーム)の監督やチームドクターを名乗る男、そして先輩選手から過度なパワハラやいじめを受けていたことがわかった。

韓国トライアスロン協会は7月6日午前、国会の記者会見に参加した選手2人を含め、計6人の他の被害者の陳述書を確保した。現在、大邱(テグ)地検で故チェ・スクヒョン選手関連の事件が調査中で、犯罪が確定されたわけではないが、スポーツ公正委員会の規則第24条、優先懲戒処分(懲戒容疑者の懲戒事由が認められれば、関係する刑事事件が有罪と認められなかったり、捜査機関が捜査中であったりしても懲戒を下すことができる)に基づいて加害者に懲戒を下すことができる。

加害者と目される監督と選手2人も同日、スポーツ公正委員会に出席する予定だ。1人ずつスポーツ公正委員会に入って、自らの立場を釈明するものと見られる。ただ事件の主犯とされるチームドクターを名乗る男は、協会所属ではないため、出席が求められなかった。

加害者とされるキム・ギュボン監督

下される懲戒の重さに関心が集まっている。

加害者3人は、文化体育観光委員会常任委員会が行ったトライアスロン選手への苛酷な行為と体育分野の人権侵害に関する緊急懸案質疑に証人として出席し、容疑を否認した。事案が重大なだけに永久除名の処分が下されると見られているが、スポーツ公正委員会が被害者の証言と、容疑を否認する監督や選手たちの釈明をどう解釈するかによって懲戒の重さも変化する見通しだ。

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