ACL日韓対決は白熱のドロー決着。町田ゼルビア、元英代表リンガードら擁するFCソウルと1-1引き分け

今季最初のACL日韓対決はドロー決着に終わった。

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9月16日、町田市立陸上競技場(町田GIONスタジアム)ではAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグフェーズ第1節が行われ、FCソウルと町田が1-1で引き分けた。

クラブ初出場となるACLのファーストゲームをホームで迎えた町田。先発出場のFWナ・サンホは、町田移籍前まで在籍した古巣チームとの対決になった。

一方、5年ぶりにアジアの舞台に帰ってきたFCソウルは、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表MFジェシー・リンガードのほか、7月のE-1選手権に出場した韓国代表MFチョン・スンウォンらが先発に名を連ねた。

FCソウルのキックオフで始まった前半、先に決定機を迎えたのは町田。開始2分に相手陣内でボールロストを拾ったナ・サンホがドリブルで持ち込み、ペナルティエリア内から強烈なシュートを放ったが、これはGKチェ・チョルウォンの好セーブに阻まれる。

FCソウル、町田ゼルビア
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)

以降は両チーム拮抗した展開が続いた中、31分には再び町田に決定機。MF相馬勇紀がエリア内で右足を振り抜くも、鋭い軌道のシュートは惜しくもポストに嫌われてスコアならず。スタンドの町田サポーターからは嘆声が漏れた。

すると37分、チョン・スンウォンの浮き球にエリア内で反応したDFチェ・ジュンをMF林幸太郎が倒してしまい、主審がPKを宣告。ただVARが介入、約4分にわたるOFR(オンフィールドレビュー)の結果ノーファウルと判定され、PKは取り消しに。結局、両者無得点で前半を折り返した。

ハーフタイムでは両チームそれぞれ1人ずつ選手交代。町田はオ・セフンを下げてFW藤尾翔太、FCソウルはチョン・スンウォンを下げ、こちらもE-1選手権の韓国代表メンバーであるMFムン・ソンミンを投入した。

そして13分、ついにスコアが動く。均衡を破ったのはFCソウル。カウンターからイ・スンモがドリブルで運ぶと、右サイドでパスを受けたリンガードがエリア内にグラウンダークロスを送る。これにクロアチア人FWマルコ・ドゥガンジッチが右足で合わせ、GK谷晃生の守るゴールを破った。

FCソウル、町田ゼルビア
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)

先制を許した町田はナ・サンホ、MF前寛之を下げてFW西村拓真、MF下田北斗を投入し同点を目指す。一方、リードを奪ったFCソウルもFWアンデルソン・オリベイラ、FWチョ・ヨンウク、MFファン・ドユンとベンチスタートの主力を送り出す。

そんななか、攻勢を強めた町田に同点弾が生まれる。34分、ゴール前で混戦からこぼれたボールをDF望月ヘンリー海輝が押し込む。得点後にはVARの介入もあったが最終的に認められ、町田の記念すべきACLファーストゴールが記録された。​

その後、44分には藤尾の落としから西村がエリア手前で強烈なシュートを狙ったが、軌道はわずかにクロスバーの上に逸れる。アディショナルタイムにはムン・ソンミン、西村とお互いに決定機を得るも、どちらも得点とはならない。

結局、スコアは動かず1-1の引き分けで試合終了。お互いに勝ち点1を分け合う形となり、大会初白星は次戦以降に持ち越しとなった。

なお、両チームのACLE第2節は町田が30日にアウェイでジョホール・ダルル・タクジム、FCソウルが同日にホームでブリーラム・ユナイテッドと対戦する。

(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)

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