日本時間6月15日より、ついにFIFAクラブワールドカップ2025が開幕する。
日本の浦和レッズをはじめ各大陸王者や強豪など32クラブが集う同大会には、かつてJリーグでプレー経験のある選手も参戦することをご存じだろうか。
そこで今回は、FIFAクラブワールドカップ2025でプレーするJリーグ経験者を「4+1人」で紹介しよう。
韓国Kリーグ1で3連覇中の王者・蔚山(ウルサン)HD FCのキャプテンを務める左利きセンターバック。日本ではFC東京(2010年)、大宮アルディージャ(2011~2012年)、ガンバ大阪(2019~2021年)に在籍し、J1通算139試合1ゴールを記録。蔚山にはG大阪退団後の2022年より加入すると、翌2023年にはKリーグ1の年間MVPを受賞した。韓国代表でW杯3大会、アジアカップ3大会などを経験しており、A代表歴代9位の通算112試合出場を誇る。
蔚山HDの背番号10を担うサイドプレーヤー。2010年にサガン鳥栖でプロデビューし、翌2011年には初のJ1昇格に貢献。2016年は鳥栖のキャプテンを務め、在籍7シーズンで背番号10を着用しJ1通算161試合20ゴール、J2通算52試合11ゴールを記録した。蔚山には2024年より加入し、同クラブでも10番を付ける。クラブワールドカップでゲスト解説を務める水沼宏太(ニューカッスル・ユナイテド・ジェッツ)とは鳥栖時代のチームメイトで、同じ1990年生まれで誕生日も3日違い(水沼が2月22日、ミヌが2月25日)。
日本で京都サンガF.C.、ジュビロ磐田、ヴィッセル神戸に在籍し、J1通算90試合5ゴール、J2通算64試合2ゴールを記録した長身ボランチ。神戸では2015年にクラブ史上初めて外国籍選手としてキャプテンを務めた。以降はカタールのアル・サッド、サウジアラビアのアル・ハリージュと中東を渡り歩き、昨年7月に蔚山HD加入を通じてKリーグ初挑戦。生まれ育った故郷・蔚山のクラブで母国の舞台を戦っている。
オセアニア勢唯一の出場となるニュージーランドのオークランド・シティで背番号11を背負うアタッカー。南アフリカ出身でニュージーランドに移住し、2010年から選手生活を始めると、2015年に韓国代表との親善試合でニュージーランド代表デビュー。2018~2019年はFC岐阜で背番号10番を付け、J2通算53試合8ゴールを記録した。2019年8月4日のJ2第26節V・ファーレン長崎戦で、J2全体の通算1万8500ゴール目となるメモリアル弾をマークしている。
Jリーグのトップチームで公式戦出場経験はないが、Jクラブのユース出身ということで紹介したい。オークランド・シティ所属でセンターバックを務める同選手は、ユース時代に日本人コーチの宮澤浩氏などから指導を受け、2014年に柏日体高校の留学制度を利用して来日。下平隆宏監督が当時率いた柏レイソルU-18でプレーし、高円宮杯U-18プレミアリーグEAST優勝を経験した。以降はオランダのNECナイメヘンやドイツの下部チームにも在籍したことがある。
なお他では、フルミネンセから元鹿島アントラーズのブラジル人FWエヴェラウド、元ヴァンフォーレ甲府のブラジル人FWパウロ・バイヤといったJリーグ経験者もクラブワールドカップを戦う。大会は『DAZN』で全63試合無料配信されるだけに、彼らの存在にも注目してみてはいかがだろうか。
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