母国で足止めのモンテネグロ代表Kリーガーが近況報告「幼い娘と大事な時間を…」【インタビュー】

韓国Kリーグ1(1部)のプレーするモンテネグロ代表FWが、新型コロナウイルス感染症の影響によって母国で足止めを食らっている。

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だが、本人は現状を前向きにとらえ、韓国に復帰できる日を待ち望んでいるようだ。

仁川(インチョン)ユナイテッドFCのステファン・ムゴシャ(28)は、モンテネグロA代表の親善試合に出場するため母国に帰っていた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ステファン・ムゴシャ

しかし、欧州での新型コロナ感染拡大によって代表スケジュールが全面中止。これに伴い、ムゴシャは韓国へ戻ろうとしていた。

だが、同じタイミングでEU諸国が国境閉鎖を決断。ムゴシャは韓国に戻れず、母国で身動きが取れなくなってしまったのだ。

去る3月25日の時点で感染者数が21人だったモンテネグロは、30日午前9時時点で感染者数が82人に増加。死亡者も1人発生している。状況悪化を受け、モンテネグロ国内では薬局やスーパーマーケットを除くすべての場所で店が閉められている。

Kリーグファンからすれば、モンテネグロに滞在中のムゴシャが心配でならないだろう。

そんな中、ムゴシャ本人が本紙『スポーツソウル』との書面インタビューに応じ、近況を伝えた。

「私の家族は無事…モンテネグロの医療技術は優れている」

ムゴシャは「天の助けのおかげで、私の家族は無事だ。私たちは引き続き自宅にとどまり、政府の決定を尊重している」と綴った。

書面インタビューで近況を伝えたムゴシャ

韓国のサッカーファンの心配を取り除こうと、モンテネグロ現地の事情も以下のように伝えた。

「モンテネグロの医療技術は優れている。病院も現在24時間稼働しており、新型コロナの心配はない。現在、私と妻、そして生後3か月に満たない娘の3人は家にとどまり、テレビや映画を観ている。幼い娘と一緒に、心温まる大事な時間を過ごしている」

2018年からKリーグでプレーするムゴシャは、ここまでの2シーズン連続で2桁台のゴール数(Kリーグ通算67試合33ゴール)を記録している。仁川の代表的なストライカーであるだけに、彼の身体状態をファンが心配するのも無理はない。

ムゴシャは「毎日家の中でトレーニングを続けており、コンディションは良い。エアロバイクはじめ、自宅でできるトレーニングでコンディションを可能な限り維持できるよう、努力している」と明かした。

とはいえ、一人でトレーニングを続けるには限界があるだろう。「コンディション管理は簡単ではない。だが、私はプロ選手だ。いつも最善を尽くしている」とムゴシャは強調した。

「一日も早くスタジアムで会える日を…」

仁川のファンに駆け寄るムゴシャ(写真は2018シーズン)

ムゴシャはクラブへの感謝を欠かさなかった。「監督とクラブが私の状況を理解してくれている。感謝したい。毎日クラブとコミュニケーションを取っている。韓国に復帰できる空の道が開かれる日を待っている」と語る。

そして、「仁川のファンにも感謝している。状況が回復し、一日も早くスタジアムで会える日を望んでいる」と、仁川のファンに対するメッセージも伝えた。

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