発熱チェックにサウナ禁止…新型コロナ感染予防を模索する韓国のゴルフ場事情とは?

米国男子ツアーが3月13日(日本時間)に“無観客試合”を宣言したことに続き、米国女子ツアーも3大会の延期を決めた。

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来月に開幕を予定している韓国女子ツアーも、開幕延期を検討している最中である。

米国男子ツアーのコミッショナーであるジェイ・モナハン氏は「ゴルフは選手間の身体接触が無く、屋外で行うスポーツだ。試合を中断する理由はない」と話す。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって高まる不安までは防げないようだ。

そのため、アマチュアのゴルファーたちはゴルフ場へ出かけることを躊躇わざるを得ない。新型コロナがもたらした恐怖が、ゴルフ産業全体に広がりつつある。

ゴルフ場にも新型コロナの脅威が迫っている

韓国のゴルフ場予約サイト『XGOLF』が全国約300か所の提携ゴルフ場を対象に調査を行ったところ、大多数のゴルフ場で新型コロナ感染予防の努力を行っていることが分かった。

全職員のマスク着用義務や、カートの取っ手やキーボックスなど接触部位の多い場合に殺菌消毒を施すなど、衛生管理に積極的な姿勢を示しているという。

江原道や全羅南道のゴルフ場では、入り口にサーモグラフィーカメラを設置し来客者の体温を逐一測定している。そうした設備がないゴルフ場では入り口で体温計による発熱チェックを行うなど、ゴルファーの安全なプレーをサポートしている。

サーモグラフィーカメラによる来客者の体温チェック

また、京畿道のゴルフ場では公共設備であるサウナや風呂の運営を中断し、シャワーのみの利用に制限する一時的な措置を行っている。

さらに他のゴルフ場では毎日2回はサウナの水を入れ替えるなど、水質管理に心血を注いでおり、新型コロナ感染予防の方法を模索している。

ゴルファー自身も、他人との接触を最小限にするため、ラウンド前後にクラブハウス内のショップやサウナ、食堂といった施設を利用せずすぐ帰宅するという。新型コロナによって、ゴルフ場利用にも変化が起きているようだ。

新型コロナ感染予防キャンペーンを積極的に推し進めるゴルフ場の成果は、実際の利用者の声からもわかる。

XGOLFの会員は「ちょうどサウナの水交換タイムだったために利用ができなかったが、衛生管理に気を使っているのがわかりかえって安心した」と、ゴルフ場の対策にポジティブな反応を示した。

XGOLF関係者は「XGOLFの練習場でも、会員たちにマスクを提供するなど予防に全力を注いでいる。ゴルフ場とゴルファー、お互いが協力し合い、新型コロナの感染予防に積極的に賛同し、一日も早く活気を取り戻せることを祈っている」と話した。

ゴルフ場においても、新型コロナの感染を防ぐべくさまざまな対策を行っているようだ。

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