韓国女子ボクシングの期待の星であるイム・エジが、2020東京五輪の出場権を獲得した。
イム・エジは3月9日(日本時間)、ヨルダンのアンマンで開かれたオリンピック・アジア太平洋地域予選の女子フェザー級(57kg級)準々決勝で判定勝ちを収め、 最終的に4人に与えられるオリンピック出場権を手にし、韓国女子ボクシング史上初めてオリンピックの舞台に立つことになった。
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女子ボクシングは2012年ロンドン大会で初のオリンピック正式種目に採択されたが、韓国は一度も本大会の舞台を踏むことができなかった。2016年リオデジャネイロ五輪では地域予選で判定問題があり、韓国女子は早々と脱落した。
そんな状況を、ついにイム・エジが打ち破った。2017年世界女子ユース選手権で韓国初の金メダルをもたらした彼女は現在、21歳。韓国体育大学に籍を置く。
韓国は今回の大会に、男子8人、女子5人など計13人が出場した。
イム・エジがオリンピック出場権を獲得したなか、3月10日にはオ・ヨンジがライト級(60kg級)も東京五輪へのチケットを手にしている。
昨年まで全国体育大会9連覇に輝いて韓国国内にはライバルがいないオ・ヨンジは、2015年アジア選手権で韓国女子選手として初めて金メダルを獲得した韓国女子ボクシング界の看板選手だ。
2017年大会では2連覇に成功したオ・ヨンジは昨年、ジャカルタでのアジア大会でも金メダルを獲得。また国際ボクシング協会(AIBA)世界選手権では、銅メダルを獲得している。
しかしオリンピックとは縁がなかった。2012年ロンドン五輪では韓国代表になれず、4年前のリオデジャネイロ五輪では予選で不運の判定負けを喫して涙を飲んでいた。
それだけに今回の出場権獲得はオ・ヨンジにとっても悲願だった。いつのまにか数え年で31歳になったオ・ヨンジと、21歳の新鋭イム・エジ。東京五輪では2人の韓国女子ボクサーが、そのリングに立つことになる。
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