右腕の骨折でしばらくチームを離脱するソン・フンミン(27・トッテナム)が、ソウルで手術を受ける。
負傷後ロンドンに滞在していたソン・フンミンが、2月19日に仁川(インチョン)国際空港を通じて静かに帰国していたことがわかった。
帰国直後にソウルの病院に向かって負傷部位の精密検査を行い、本日(2月21日)、手術を受けることになる。
ソン・フンミンは去る2月17日(日本時間)、アストン・ヴィラとのイングランド・プレミアリーグ第26節で右腕を骨折した。試合開始直後に相手選手と衝突し、着地の過程で右腕を負傷したと見られる。
右腕の状態が良くなく、前半終了後にはクラブの医療スタッフと話を交わす場面もあった。それでもフル出場したソン・フンミンは、劇的な逆転ゴールを含めた2ゴールを決める闘魂を見せた。
しかし試合直後の検査で右腕の骨折が確認され、手術が不可避となった。
ソン・フンミンは3年前の2017年6月、カタールとのロシアW杯アジア最終予選で、同じく右腕を骨折したことがある。そのときと同じ部位であるだけに、ファンの心配がさらに大きくなった。
今回の精密検査によって、ソン・フンミンの負傷は3年前と同じ前腕骨骨折(橈骨骨折)であることが明らかになった。骨折した場所は以前とは若干違い、関節にも異常はなかったという。
3年前の骨折時は、復帰まで2カ月かかった。そのためイギリス現地メディアは、今回も最大2カ月ほど離脱すると予測している。
トッテナムの司令塔であるジョゼ・モウリーニョ監督は、ソン・フンミンがシーズン終了まで復帰できない可能性も考えている様子だ。監督の立場からは、無理に復帰を早めるよりも、完全に回復してから復帰してほしいと思うしかない。
ソン・フンミンは手術後、しばらくは入院治療を受けることになる。本格的なリハビリは、3月に入ってからとの見方が大半だ。
トッテナムの今季リーグ最終戦は5月17日に行われる。シーズン終了前に復帰することができるか、関心が集まっている。
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