トッテナムが来日試合で逆転勝利を収めた。
7月27日、国立競技場では「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo」のヴィッセル神戸対トッテナムが行われ、トッテナムが3-2で勝利した。
日本と韓国を回るアジアツアーの一環として、1991年以来33年ぶりに来日したトッテナム。先発にはキャプテンのFWソン・フンミンはじめMFジェイムズ・マディソンやMFデヤン・クルゼフスキら主力が名を連ねたなか、昨季J1王者・神戸との一戦を迎えた。
試合は前半8分、トッテナムのMFパペ・マタル・サールが自陣ペナルティエリア内でクリアミスしたボールをFW大迫勇也が冷静に流し込み、神戸が早々に先制する。
ただ、直後の13分にトッテナムが同点に追いつく。クルゼフスキの巧みなヒールパスをDFペドロ・ポロがペナルティエリア内で受けると、鋭い切り返しで相手を交わし、右足を振り抜いてゴールを破った。その後はスコアが動かず、1-1でハーフタイムに突入した。
すると後半、開始早々にトッテナムが逆転に成功する。3分、後方からのロングボールで右サイドのジョンソンが抜け出すと、ゴール前へ送ったグラウンダークロスに逆サイドのソン・フンミンが反応し、エリア内でフリーで右足シュートを決めた。
得点後にはサポーターの前で定番の”カメラセレモニー”も披露するなど、観客席を大いに沸かせたソン・フンミン。後半13分にFWマノー・ソロモンとの交代がアナウンスされると、キャプテンマークをDFオリヴァー・スキップへ託し、場内から拍手と歓声を受けるなかピッチを下がった。
以降、19分にFWジェアン・パトリッキの得点で神戸に追いつかれたトッテナムだが、39分にFWミッキー・ムーアが勝ち越しとなる得点をマーク。結局、トッテナムが3-2の逆転勝利を収めた。
試合後の表彰では、勝利したトッテナムにうウィナーズプレートを授与。ソン・フンミンが「明治安田マン・オブ・ザ・マッチ」を受賞し、賞金100万円を獲得した。
なお、日本での試合を終えたトッテナムは今後、ソン・フンミンの母国・韓国へ渡り、31日にソウルワールドカップ競技場でチームKリーグ(Kリーグ選抜)、8月3日に同会場でバイエルン・ミュンヘンと対戦する予定だ。
(取材・文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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