元湘南、柏の34歳ハン・グギョンが全北現代に加入!初降格もちらつく“元王者”の救世主となれるか

韓国Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは6月20日、江原(カンウォン)FCから元韓国代表MFハン・グギョン(34)を獲得したことを発表した。

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ハン・グギョンは1990年4月19日生まれの34歳。崇実(スンシル)大学を中退して2010年に湘南ベルマーレでプロデビューし、2014年は柏レイソルに在籍した。Jリーグでは4年半プレーし、J1通算58試合出場、J2通算57試合出場を記録した。

その後は2014~2016年にカタールSC、2016~2017年にアル・ガラファとカタールでのプレーを経て、2017年夏に江原FCに移籍。2020~2021年に2シーズン連続で副キャプテンを務めると、昨年6月のユン・ジョンファン監督就任以降からキャプテンを任された。

今季も継続してキャプテンを務めていたが、リーグ戦6試合の出場にとどまっていた。現在までのKリーグ1通算成績は156試合出場6ゴール8アシスト。

また、韓国代表としては2014年ブラジルW杯と2015年アジアカップに出場するなど、国際Aマッチ通算41試合に出場した。

ハン・グギョン
(写真提供=韓国サッカー協会)韓国代表時代のハン・グギョン

第17節まで終了した今季Kリーグ1では、ユン・ジョンファン監督率いる江原が9勝4分4敗とし、2連覇中の王者・蔚山(ウルサン)HD FCに次ぐ12チーム中2位に位置している。

一方、ハン・グギョンが加入する全北は3勝6分8敗の11位で、最下位の大田(テジョン)ハナシチズンとは勝ち点で同率。2017~2021年にKリーグ1史上初の5連覇を達成し、2022年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝では浦和レッズとPK戦までもつれる死闘を繰り広げた“かつての強豪”が、例年にない深刻な不振に陥っている。

最近では、19日に行われたコリア・カップ(前FAカップ)4回戦でKリーグ2(2部)の金浦(キムポ)FCに0-1で敗れた。今年9月からはサンフレッチェ広島も戦うAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)への出場を控えているが、仮にリーグ戦で2部降格となればクラブ史上初の事態となる。

ハン・グギョン
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ハン・グギョン

全北への加入に際し、ハン・グギョンは「全北現代が本来の姿を取り戻すことができるよう、チームに献身する。今は難しい時期を経験しているが、シーズンが終わるころには全北現代ファンとともに笑い合えるよう最善を尽くす」と意気込みを伝えた。

なお、全北は次戦、6月22日にアウェイで大邱(テグ)FCとのKリーグ1第18節を戦う予定だ。

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