日本でも連日のように報じられているソン・フンミンへの差別騒動。
発端は、トッテナムのチームメイト、ウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールがテレビで放った一言だった。
ベンタンクールは6月14日に母国の番組『Por la Camiseta』に出演。MCからチームメイトであるソン・フンミンのユニフォームが欲しいとせがまれると、「ソニー（ソン・フンミン）の従弟のユニフォームを持ってきても分からない。みんな同じように見えるから」と言及した。
これは、ソン・フンミンを含むアジア系の顔が似ているという意味の発言。主にヨーロッパや南米でアジア系を卑下する時に使う表現をテレビで口にしたのだ。
これに韓国・誠信（ソンシン）女子大学のソ・ギョンドク教授が反応している。
ソ教授は17日、「今回のことはソン・フンミンだけでなく、アジア人全体を冒涜する発言だ。プレミアリーグとトッテナムを含む、全クラブに抗議メールを送った」と明らかにした。
続けて、「今回のメールには、トッテナムはベンタンクールに強力な処罰を下さなければならず、これを契機に、すべてのプレミアクラブで二度と人種差別が再発しないよう注意を傾けなければならないという内容が含まれている」と説明した。
それとともに、「全世界のサッカーファンは、今回の事態に対する明確な後続措置を待っている。早く賢明な措置を取ってほしい」と付け加えた。
なお、ソ教授はリーグやトッテナムなどが迅速な措置が取らなかった場合、FIFAへの告発も予定している。
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