4年ぶりに“苦難の1月”を過ごしているトッテナムのソン・フンミン(27)。リーグ最下位のノリッジ・シティを相手に、目を覚ますことができるか。
ソン・フンミンは来る1月23日4時30分(日本時間)、英ロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアムで行われる2019-2020シーズン、プレミアリーグ第24節の出場を待機している。
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去る12月23日のチェルシー戦でレッドカードを受け、3試合の出場停止処分を受けたソン・フンミンは、新年に入ってピッチに復帰したが、未だにゴールがない。1月5日のミドルズブラとのFAカップ64強戦に出場するなど、プレミアリーグ2試合、FAカップ2試合の計4試合に出場したが、沈黙し続けた。
特にハムストリングの負傷で離脱した“主砲”ハリー・ケインの代わりに、最近プレミアリーグ2試合では最前線を担ったが、得点には至っていない。1月18日のワトフォード戦ではフル出場して数回のチャンスをつかんだものの、生かすことはできなかった。
トッテナムは新年に入って、プレミアリーグ4試合を2分2敗の勝ち星なしで終えている。
3試合連続で無得点としており、ケインの不在を実感せざるを得ない状況だ。現在8勝7分8敗(勝ち点31)でリーグ8位につけているが、リーグ13位に後退したサウサンプトン(勝ち点28)とは勝ち点差が3しかない。
得点力不足を解決するための第一候補は、他でもなくソン・フンミンだ。
12月7日のバーンリー戦で“70m独走ゴール”を決めたことは記憶に新しい。退場の懲戒以降に見られる停滞を打ち破る一発に、いつでも期待が持てる。
ソン・フンミンは今季、プレミアリーグ5得点、チャンピオンズリーグ5得点など、計10得点を記録し、4シーズン連続となる2桁得点を達成した。
彼がイングランドに進出し、新年の始まりである1月にリーグでゴールを入れられなかったのは、デビューシーズンの2015-2016シーズンが唯一だ。
当時、ドイツ・ブンデスリーガを離れ、イングランドでの適応に苦しんだソン・フンミンは、負傷によってさらに困難な時期を過ごした。1月の沈黙から苦しんだが、シーズン終盤の2016年5月に入って2ゴールを決めて復活を知らせた。
ただソン・フンミンがトッテナムの中心選手になり始めた2016-2017シーズンからは、1月に必ずゴールを決めてきた。
2017年1月にはマンチェスター・シティを相手にゴールを決め、2018年1月にはサウサンプトン、ウェストハム、エバートンの3チームを相手に得点をあげた。2019年1月も、カーディフ・シティやワトフォードとの試合でゴールネットを揺らした。
1月23日に行われるノリッジ・シティ戦は、1月のプレミアリーグ最終戦だ。
現在ノリッジ・シティは4勝5分14敗(勝ち点17)で、20チーム中最下位となっている。1月19日のボーンマス戦を1-0で制し、10試合ぶりに勝ち点3を獲得したが、今シーズンのリーグ最多失点(45失点)を記録している。
ソン・フンミンにとっては、沈黙を破る最高の相手と対戦することになる。
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