佐々木朗希から二塁打放った韓国20歳打者は何者?「ヒット1本打っただけ。完璧ではない」と謙遜

「二塁打を1本打っただけなのに、佐々木選手があまりに有名だから、こんなに関心を受けているのだと思います。不思議ですね」

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千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希(22)から長打を放った韓国ロッテ・ジャイアンツのユン・ドンヒ(20)は、周囲からの注目に驚いている様子だった。

2月25日、沖縄県の糸満市西崎総合運動公園で行われた千葉ロッテ対韓国ロッテの日韓交流戦第2戦。

千葉ロッテが8-1で勝利したこの試合では佐々木が先発登板、1回13球を投げて1被安打、1奪三振の無失点を記録した。そんな佐々木から唯一安打を放ったのがユン・ドンヒだ。

佐々木から二塁打も「完璧なヒットではなかった」

この日、「2番・右翼手」で出場したユン・ドンヒは1回表一死で打席に立つと、2ボール先行の3球目で佐々木が投じた151kmのストレートを左方向に打ち返し、二塁打を記録した。

「有利なボールカウントでストレート一本だけを考えていて、ストレートのタイミングに上手く合わせることができました。150km台の速球を打ったことはありますが、佐々木選手(のストレート)は違いました。球が鋭いというか、キレを保ったまま入ってくるような感覚でした」

佐々木との対決をそう振り返ったユン・ドンヒ。「完璧なヒットではなく、少し遅れました。打球の方向的にも捕られると思っていましたが、打球を見ると守備がいなくて、そのとき(安打だということが)わかりました」とし、「相手投手もまだ100%のコンディションではないですし、(二塁打を)打ったということだけに意味を置こうと思います」と謙虚に語った。

佐々木朗希
(写真提供=OSEN)佐々木朗希

一方、守備面では強風に苦しむ場面も見られ、「すべて言い訳です。シーズン通しても十分発生し得る状況なのに、自分に足りない部分がありました」と課題を挙げた。

今季は韓国ロッテの“テーブルセッター”として活躍が求められるユン・ドンヒは、「早い打順で起用されることで、打席数も増えて体力的に困難な部分はあると思います。ボールもたくさん見なければならないので、そのような部分に気を遣うつもりです」とコメント。

「現在のコンディションは良いですが、実戦適応ができていないと感じます。自分が考えるストライクゾーンがまだ定まっていないので、投手とのタイミングも試合を通じて適応しなければならないと思います」と伝えた。

ユン・ドンヒは2003年9月18日生まれの20歳。高校時代は内野手が本職だったが、2022年のプロ入り後に外野手へ転向した。「デビュー1年目でポジションを決められず、たくさん悩みましたが、今考えると外野手に転向して良かったです。もし内野手を続けていれば、これほどチャンスを得られるのは難しかったでしょう」と本人は語る。

外野手転向の理由については、「内野手としての長所が確固たるものではありませんでした。外野も守ることができればチャンスも増えると思って、そのような選択をしました」と述べた。

ユン・ドンヒ
(写真提供=OSEN)ユン・ドンヒ

来る3月には、韓国ソウルの高尺(コチョク)スカイドームでロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスのMLB開幕2連戦などを行う「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ2024」が開催される。

そのMLB開幕戦に先立ち、若手主体の韓国代表「チーム・コリア」は練習試合の相手としてドジャース、パドレスの両球団と対戦予定。韓国野球委員会(KBO)が発表している予備メンバーにはユン・ドンヒも含まれている。

ユン・ドンヒは昨年、韓国代表の一員で杭州アジア大会金メダルを獲得し、日本で開催されたアジアプロ野球チャンピオンシップにも出場した。今回、大谷翔平(29)を筆頭にMLBスターと対戦できるチャンスに「自分にとってとても良い機会です」と期待感を表していた。

そんなユン・ドンヒについて、今季から新たに韓国ロッテを率いるキム・テヒョン監督は「状況や相手投手を問わず、対処能力が優れている。データのない投手と対戦するときは神経を使うケースが多いが、ユン・ドンヒはそうではない」とし、「野球について深く考えすぎると自ら苦しくなる。もう少し気楽に考えると良いだろう」と助言を伝えた。

(記事提供=OSEN)

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