韓国女子プロゴルフツアー(KLPGA)が347億ウォン(日本円=約34億7000万円)の“金の宴”となって開催される。
過去2年に渡り実施されたシーズン制を単年制に変更し、韓国女子ツアー国内開幕戦のスポンサーとして定番だったロッテは、7月の「ロッテオープン」1大会のみの開催にとどまるなど規模を縮小した。
KLPGAは1月22日、2024年シーズンの日程を発表した。
正規ツアー(1部)は、来る3月7日から10日にかけて、シンガポールのタナメラCCで開催される「ハナ金融グループ・シンガポール女子オープン」を皮切りに、11月8日から10日にかけてラビエベルCCで開催される「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2024」まで、全30大会が行われる。
正規ツアーの賞金総額は史上最大規模の約320億ウォン(約32億円)だ。
今季からは「ロッテレンタカー女子オープン」と「セルトリオン・クイーンズマスターズ」が廃止となった。ロッテは7月にベアーズベスト青羅(チョンラ)で開催する「ロッテオープン」の1大会のみを開催する。これは米国女子ツアーなど、KLPGA以外の方に目を向けたものと思われる。
6月7日から9日にかけて開催を予定していた大会は、タイトルスポンサーを確保することができなかった。このため、同日に発表した30大会中29大会が確定される。
また、大会会場を確定できなかった大会も目に付く。
メジャー大会「DBグループ・第38回韓国女子オープン・ゴルフ選手権大会」をはじめ、「第12回E1チャリティーオープン」や「第11回済州三多水マスターズ」など大規模な大会が開催地を確定できなかった。
これは、新執行部を編成して新シーズンの準備を進めている韓国男子プロゴルフ(KPGA)コリアンツアーが、来る2月6日に日程発表をすることにより、話題を先取りするために先に発表したという見方もある。
一部の大会のメインスポンサーが日程変更を望んでおり、ゴルフ場の渉外ができなかったという話も出ている。今年も、「最初の大会から最後の大会まで全日程を確定」することはできなかった。
それでも、KLPGAは「大会数は2つ減ったが、賞金総額は史上最大規模だ。賞金総額10億ウォン以上の大会が19大会に増え、全体の63.4%となった。昨年は9億9000万ウォンだった平均賞金額も今年は10億7000万ウォンに向上し、正規ツアー史上初めて平均賞金額10億ウォンの時代が開かれた」と自評した。
ロッテが開幕戦を開催しないことで、昨年に招待大会を開催した斗山建設が、国内開幕戦として「斗山建設We'veチャンピオンシップ」を開催することになった。済州の名門テディ・バレーCCで4月4日から7日までの4日間、熱戦を繰り広げる。
なお、ドリームツアー(2部)は計20大会、賞金総額16億8000万ウォン(約1億6800万円)をめぐって来る4月8日にティーオフする。
ジャンプツアー(3部)は16大会で賞金総額4億8000万ウォン(約4800万円)、チャンピオンズツアー(シニアツアー)は7大会で賞金総額4億9000万ウォン(約4900万円)で開催される。
以下、韓国女子ツアーの2024年シーズン大会日程。
◇
―3月
3月7~10日:「ハナ金融グループ・シンガポール女子オープン」(賞金総額110万シンガポールドル)
3月15~17日:「ブルーキャニオン・チャンピオンシップ」(賞金総額65万ドル)
―4月
4月4~7日:「斗山建設We'veチャンピオンシップ」(賞金総額12億ウォン)
4月11~14日:「メディヒール・韓国日報チャンピオンシップ」(賞金総額10億ウォン)
4月19~21日:「ネクセン・セントナインマスターズ2024」(賞金総額9億ウォン)
4月25日~4月28日:「CreaS F&C 第46回KLPGAチャンピオンシップ」(賞金総額13億ウォン)
―5月
5月3~5日:「第10回キョチョンハニー・レディースオープン」(賞金総額8億ウォン)
5月10~12日:「2024 NH投資証券レディースチャンピオンシップ」(賞金総額8億ウォン)
5月15~19日:「2024 斗山マッチプレーチャンピオンシップ」(賞金総額9億ウォン)
5月24~26日:「第12回E1チャリティーオープン」(賞金総額9億ウォン)
5月31日~6月2日:「MBN女子オープン」(賞金総額10億ウォン)
―6月
6月7~9日:「大会名未定」(賞金総額12億ウォン)
6月13~16日:「DBグループ・第38回韓国女子オープン・ゴルフ選手権大会」(賞金総額12億ウォン)
6月20~23日:「BCカード・ハンギョンレディースカップ2024」(賞金総額14億ウォン)
6月28~30日:「メッコール・モナパークオープンwith SBS Golf」(賞金総額8億ウォン)
―7月
7月4~7日:「ロッテオープン」(賞金総額12億ウォン)
7月11~14日:「ハイワンリゾート女子オープン2024」(賞金総額10億ウォン)
―8月
8月1~4日:「第11回済州三多水マスターズ」(賞金総額10億ウォン)
8月22~25日:「ハンファ・クラシック2024」(賞金総額17億ウォン)
8月30日~9月1日:「第13回KG・レディースオープン」(賞金総額8億ウォン)
―9月
9月5~8日:「KB金融スターチャンピオンシップ」(賞金総額12億ウォン)
9月13~15日:「OK金融グループ・ウトメン・オープン」(賞金総額8億ウォン)
9月20~22日:「DAEBO hausDオープン」(賞金総額10億ウォン)
9月26日~29日:「ハナ金融グループチャンピオンシップ」(賞金総額15億ウォン)
―10月
10月3~6日:「第24回ハイトジンロチャンピオンシップ」(賞金総額15億ウォン)
10月10~13日:「2024東部建設・韓国土地信託チャンピオンシップ」(賞金総額10億ウォン)
10月17~20日:「サンサンイン・韓国経済TVオープン2024」(賞金総額12億ウォン)
10月24~27日:「ソウル経済レディースクラシック」(賞金総額8億ウォン)
10月31日~11月3日:「S-OILチャンピオンシップ2024」(賞金総額9億ウォン)
―11月
11月8~10日:「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2024」(賞金総額10億ウォン)
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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