「美人剣士」と呼ばれた韓国の元五輪メダリストに警察が出国禁止措置…詐欺の共犯容疑で立件中

2023年11月08日 スポーツ一般

現役時代にオリンピックでも活躍した“美女剣士”こと元フェンシング韓国代表ナム・ヒョニ(42)に対し、警察が出国禁止措置を下した。

【写真】ナム・ヒョニ、“性的関係”時の状況を告白「男だった」

11月7日、警察によると、ソウル松坡(ソンパ)警察署は詐欺容疑の共犯として立件されたナム・ヒョニに対し出国禁止措置を執った。

ナム・ヒョニは前日の6日14時30分頃に警察に出頭し、約10時間後の7日0時7分頃、警察の取り調べを終えて弁護人とともに警察署を出て帰宅した状況だ。

ナム・ヒョニは「容疑をどのように釈明したのか」「被害者という立場に変わりはないのか」「チョン・チョンジョからプレゼントをもらった際、詐欺被害筋だということを知らなかったのか」「チョン・チョンジョのフェンシング塾の受講料を自身の口座で受け取った事実があるのか」など、報道陣の質問には答えず、警察署を離れた。

警察関係者は出国禁止措置について、「ナム・ヒョニが詐欺共犯容疑を一部否認しており、海外出国が多い点や今回の事件の社会的波紋性を考慮した」と説明している。

警察は近いうちにナム・ヒョニを再び呼んで調査し、必要であればチョン・チョンジョ氏との対質調査も行う計画だ。

これに先立ち、ナム・ヒョニは警察の調査に対し共犯疑惑を否認し、チョン・チョンジョ氏の詐欺行為を知らなかったという趣旨の陳述をしたと伝えられている。

ナム・ヒョニ
現役時代のナム・ヒョニ(2018年撮影)
チョン・チョンジョ
(画像=『チャンネルAニュース』)チョン・チョンジョ氏

なお、チョン・チョンジョ氏をめぐる詐欺犯罪は、被害者と被害規模がさらに拡大した。

チョン・チョンジョ氏は、講演などを通じて知り合った約20人から非上場企業またはアプリ開発投資金などの名目で金銭を騙し取った。被害規模は約26億ウォン(日本円=約2億6000万円)に上る。

被害者のうち、11億ウォン(約1億1000万円)以上の詐欺に遭った夫婦がナム・ヒョニをチョン・チョンジョ氏の共犯として告訴し、事件の捜査が続いている。

このため、チョン・チョンジョ氏は今月3日に特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺容疑で拘束されている。

◇ナム・ヒョニ プロフィール

1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。

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