韓国プロサッカー連盟(以下、連盟)が主催する「2023 Kリーグクイーンカップ(K-WIN CUP)」が、10月14日から15日にかけて堤川(チェチョン)サッカーセンターで開催される。
「Kリーグクイーンカップ」は、韓国国内の女子アマチュアサッカーの底辺拡大のため連盟が2010年から毎年開催している大会で、これまでは女子大学生のサークルによるサッカー大会だったが、昨年からKリーグクラブが実際に選手を選抜し、チームを構成して出場する成人女性によるフットサル大会に改編された。
今年さらに新しくなった点としては、参加規模が昨年は12チームだったのが、今年はKリーグ1・2部全25チームの参加に拡大されたことだ。
また、試合方式もフットサルから6人制のミニサッカーに変更し、比較的単純なルールで試合を実施することで、アマチュア選手が簡単に参加できるようにした。
参加チームは、クラブ職員が実際に選手として出場する忠北清州(チュンブク・チョンジュ)FCと金浦(キムポ)FCをはじめ、釜山(プサン)アイパークのオ・ジョンウォンの実姉が出場する釜山、2006年にカタール・ドーハで開催されたアジア競技大会のゴルフで金メダルを獲得した元女子ゴルファーのチョン・ジェウンが出場する富川(プチョン)FC 1995、クラブ主催のフットサル大会優勝チームが出場する水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスや大田(テジョン)ハナシチズンなど、さまざまだ。
「Kリーグクイーンカップ」初日の10月14日は開会式を行った後、各組5チームずつの全5グループによるグループステージを行う。
試合方式は6人制のミニサッカーで、試合時間は前後半の区分のない15分。交替回数の制限はない。
すべての試合後にはレクリエーションを通じて選手間の親睦を図る場を設け、順位別トーナメントを行うための対戦抽選を行い、意気込みや感想などを聞く。
2日目の15日には順位別トーナメントを行い、1位トーナメント決勝で勝利したチームが優勝となる。
ほかにも、すべての順位別トーナメントで勝者戦と敗者戦をそれぞれ行い、参加チーム全体が早期脱落せず、大会を最後まで楽しめるようにする。
全試合終了後には授賞式及び閉会式を行うが、団体賞として大会優勝チーム、準優勝チーム以外に今年からフェアプレー賞が新たに追加された。個人賞も、得点王のほかにグループごとのMVPが新設された。
連盟は「Kリーグクイーンカップ」に参加するすべてのチームに、練習支援金を含め移動や宿泊などを提供するなど、全面的なサポートを行う。
また、連盟は「Kリーグクイーンカップ」を通じて女子サッカーの底辺拡大とスポーツ文化活性化のために努力し、今後もKリーグクラブと連係した統合マーケティングを積極的に図る予定だ。
なお、今年行われる「Kリーグクイーンカップ」は、Blade Creative、提川市、リンティ、東遠泉水(ドンウォン・センムル)が後援し、文化体育観光部と国民体育振興公団が財政支援を行う。
(文=ピッチコミュニケーションズ)
前へ
次へ