大谷翔平(29)のポストシーズン進出の夢が事実上吹き飛んだ。
ロサンゼルス・エンゼルスがまたしても敗れ、6連敗のドロ沼に陥った。5割の勝率も崩れた。
大谷は8月7日(日本時間)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたシアトル・マリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打、1得点を記録した。
前日(6日)の試合での4打数無安打、2三振の沈黙を破った大谷だが、シーズン打率は「0.307」から「0.306」へと小幅の下落となった。
1回の初打席でマリナーズ右腕先発ブライス・ミラー(24)相手に中前安打を放った大谷だが、3回と5回の2~3打席目では連続で空振り三振を喫した。両打席とも、ミラーが4球目に投じたスライダーにバットが空回りした。
8回にはマリナーズ4番手のジャスティン・トパ(32)の5球目のチェンジアップを捉えるも、二ゴロで打ち取られた。
エンゼルスは延長10回の末、マリナーズに2-3で敗れた。先発投手チェース・シルセス(23)が7回4被安打(2被本塁打)、1四球、12奪三振、2失点と好投したにもかかわらず、打線が続かなかった。
そして、延長10回にエンゼルス4番手ハイメ・バリア(27)がユジニオ・スアレス(32)の決勝打を浴びた。
エンゼルスも10回裏、無死二塁からスタートしたが、ハンター・レンフロー(31)が見逃し三振、チャド・ウォーラク(31)が左飛、C・J・クロン(33)が空振り三振と打ち取られ、1点差での敗北となった。
マリナーズとのホーム4連戦を全敗で終えたエンゼルスは直近6連敗のドロ沼に陥った。
シーズン成績も56勝57敗とし、勝率が5割を切った。ア・リーグ西地区4位に沈むエンゼルスはワイルドカードでも7位を抜け出せず、ポストシーズン進出の可能性が事実上途絶えた雰囲気だ。
ポストシーズン進出のカットラインである3位トロント・ブルージェイズ(63勝50敗)との差は7試合に広がった。
シーズンは残り49試合しか残されておらず、その間に7試合の差を覆すことは容易ではない。
大谷のポストシーズン進出の夢は、エンゼルスで叶えられることはなさそうだ。
(記事提供=OSEN)
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