バイエルン・ミュンヘンが、新加入の韓国代表DFキム・ミンジェ(26)も見守った欧州王者との国立対決で敗戦を喫した。
7月26日、国立競技場で「Audi Football Summit powered by docomo」としてバイエルン・ミュンヘン対マンチェスター・シティが行われ、マンチェスター・Cが2-1で勝利した。
ブンデスリーガ11連覇中のバイエルンと、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグなど昨季3冠を達成したマンチェスター・Cによる一戦。日本で実現したビッグマッチを一目見ようと、国立にはJリーグ主催試合では過去最多となる6万5049人の観客が来場した。
試合は前半20分、U-21イングランド代表MFジェームズ・マカティー(20)のゴールでマンチェスター・Cが先制。両チーム大きく選手を入れ替えた後半はスコアが動かない展開が続いたが、同36分にバイエルンのU-19フランス代表FWマティス・テル(18)が同点弾を決める。
ただ、直後の40分、マンチェスター・Cのスペイン代表DFアイメリック・ラポルテ(29)がコーナーキックのこぼれ球を押し込み勝ち越しに成功。欧州王者がドイツ王者を下し、去る23日に5-3で勝利した横浜F・マリノス戦に続き日本ツアー2連勝を飾った。
なお、バイエルンに今夏新加入したキム・ミンジェはメンバー外で欠場。試合中は赤のトレーニングウェアではなく黒のTシャツを着用、ランニングシューズを履いてベンチに座り、ピッチレベルで仲間のプレーを見守った。
また、試合終了後はチームメイトやスタッフとともに「ありがとう DANKE」と書かれた横断幕を手に持ち、バイエルンファン・サポーターに挨拶をしていた。
そんなキム・ミンジェは試合後、ミックスゾーンに登場。テレビ局など韓国の報道陣がコメントを聞こうと取材を求めたが、「話すことがありません」と一言伝え、足早にその場を通過していった。
両チームは今後、バイエルンが29日に国立競技場で川崎フロンターレ、マンチェスター・Cが30日に韓国のソウルワールドカップ競技場でチームKリーグ(Kリーグ選抜)と対戦する予定だ。
取材・文=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)
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