ベトナム代表のパク・ハンソ監督が再契約。「韓国とベトナムは兄弟のような仲に」

2019年11月07日 サッカー

サッカー・ベトナム代表監督を務めるパク・ハンソ監督の“シーズン2”が本格的に始まった。

パク・ハンソ監督は11月7日、ベトナムのハノイに位置したベトナムサッカー協会で開かれた記者会見に参加し、ベトナムサッカー協会との再契約に合意した。ベトナムサッカー協会は、基本2年にオプション1年を含めた「2+1」の契約を提案し、パク監督もこれを受け入れ、再契約が実現した。

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ベトナム語の挨拶で会見の口を開いたパク監督は語った。

「2年前、同じ場所で就任記者会見をしたときの当時が思い出される。あれから2年が経った現在、達成した目標もあるし、まだ現在進行形のものもある。その目標を達成するために最善を尽くしてきたことに大きな遣り甲斐を感じている。まだ足りないが、目に見える成果が現れた部分が嬉しい」

ベトナムサッカー協会と再契約したパク・ハンソ監督

さらに「しかし一方では、再契約が確定した今、重い責任を感じている。この2年間してきたように、最大限多くの試合を視察して選手を発掘し、ベスナム代表のチームシステムがもっと堅固になるように最善を尽くす。また、代表チームと五輪代表チームの有機的なコミュニケーションを通じて、各代表チームが柔軟かつ円滑に運営されるよう努力したい。 2年前に初めて来た時のように初心を失わず、一日一日一歩ずつ最善を尽くすことが究極的な目標だ。期待値は高まるだろう。私はこれまでの2年よりさらに努力するだろう」という覚悟を明らかにした。

パク監督はまた、「再契約を控えて、私はいろんなことを考えた。成果を上げた時、辞めたほうがいいのではないかと話す人も多かった。私はこれからもベトナム国民の期待に応えることができるかについて、非常に多く考えた」とし、「結論的に言うと、私のサッカー指導者としての契約は、今回で最後になるかもしれない。愛されたが、どう振る舞えばいいのか考えた。2年間私と一緒に苦労したコーチたち、選手に対しても悩んだ末に、新たな挑戦をともにすることにした」とし、悩んだ末に再契約を選択したという背景も説明した。

パク監督は、ベトナムで成し遂げた成果に関する自負心も示した。

「この2年間、様々な大会で収めた成果をきっかけに、選手たちは発展し、ベトナム代表チームが国際大会で競争力があることも確認できた。選手たちが愛国心を持ち、ベトナム精神と代表チームの真の意味を悟るようになった点も大きな成果だと思う」

パク監督は、ベトナムサッカー界にユース育成の重要性を強調するメッセージも残した。

「最近、ベトナム内ではサッカー産業への関心が高まり、投資につながるケースが増えている。 私は特にユース育成への関心が高まることを歓迎する。今よりもっと多くの投資をユース育成に集中してくれることをお願いしたい。各界の専門家が集まり、持続的な論議と長期的なビジョンを提示する必要があると考える」

パク監督がベトナムの国民的英雄になって、韓国とベトナムとの関係も良くなった。 パク監督が一種の民間外交官の役割を果たしたわけだ。

「韓国とベトナムはこの2年間、サッカーという媒体を通じて自然にひとつになってお互いがお互いを応援する兄弟のような姿を見せた。このような両国の友好増進に貢献できて嬉しく思い、これからも私の本業から抜け出さない範囲内で両国間の架け橋の役割を続けることができればと思う」

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