Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、5月9~10日に行われたKリーグ1(1部)第12節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第12節のMVPは全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのMFペク・スンホ(26)だ。
ペク・スンホは5月10日、水原(スウォン)ワールドカップ競技場で行われた水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス対全北現代で2ゴールを記録し、チームを3-0の勝利に導いた。
この日、先発出場したペク・スンホは前半40分、ペナルティエリア内で元アルビレックス新潟、浦和レッズのブラジル人FWラファエル・シルバ(32)が頭で落としたボールに走り込み、右足ボレーシュートでゴールを決めた。さらには後半20分、フリーキックから直接シュートを突き刺し、2点目に成功した。
同日の試合、ペク・スンホは得点以外にも何度も攻撃でチャンスを作り出し、全北の攻撃をけん引した。
ベストチームはFCソウルだ。
ソウルは9日、ソウルワールドカップ競技場で行われた光州(クァンジュ)FCとの試合で、ブラジル人FWウィリアン(29)、元FC東京のMFナ・サンホ(26)、FWパク・ドンジン(28)のゴールで3-1の勝利を収めた。この勝利でソウルは直近3試合連続無敗とした。
また、この試合で途中出場から1ゴール1アシストを記録したナ・サンホはベストイレブンに選出。今季成績を12試合8ゴール2アシストとし、得点ランキング単独首位の座を確固たるものとした。
ベストマッチは10日、大田(テジョン)ワールドカップ競技場で行われた大田ハナシチズン対水原(スウォン)FCの試合だ。
試合は大田が日本人MF石田雅俊(28)、FWチョン・ビョングァン(20)のゴールで先に2点リードし、水原FCも南アフリカ人FWラルス・フェルトワイク(31)のゴールで1点差に迫ったが、最終的に2-1で大田が勝利した。この試合は、両チーム合計32本のシュートを記録する攻撃的サッカー同士の激突で、両チームのサポーターやサッカーファンを大いに盛り上げた。
Kリーグ1第12節ベストイレブンは以下の通り。
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FW:ナ・サンホ(FCソウル)、チュ・ミンギュ(蔚山現代)
MF:ムン・ソンミン(全北現代モータース)、ペク・スンホ(全北現代モータース)、ウィリアン(FCソウル)、チョン・ビョングァン(大田ハナシチズン)
DF:メン・ソンウン(全北現代モータース)、チョン・ウン(済州ユナイテッド)、キム・ギヒ(蔚山現代)、アン・ヒョンボム(済州ユナイテッド)
GK:イ・チャングン(大田ハナシチズン)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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