トッテナムに所属するFWソン・フンミン（27）が、“韓国サッカーの英雄”チャ・ボムグンの記録に肩を並べた。
トッテナムは10月23日、本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループB第3節でツルヴェナ・ズヴェズダ（セルビア）と対戦し、5-0と大勝した。
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先発出場したソン・フンミンは前半で2ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献した。
2列目で出場したソン・フンミンは、ハリー・ケインの先制点で1-0とリードした前半16分、エリック・ラメラのクロスに合わせて追加点を決めた。前半44分には相手のミスを突いてボールを奪うと、タンギ・エンドンベレのアシストから2得点目を挙げた。
この2ゴールにより欧州通算121得点となったソン・フンミンは、チャ・ボムグンが保持する韓国人欧州最多得点記録（121得点）と並んだ。
チャ・ボムグンは1978年にドイツ・ブンデスリーガのSVダルムシュタット98に加入すると、その後アイントラハト・フランクフルトやバイヤー・レヴァークーゼンなどに移りながら11年間にわたってストライカーとして活躍した。
そして、当時外国人選手としては最多となるリーグ戦98得点の記録を保持したまま、1989年に引退を表明した。彼の記録は、1999年に元スイス代表ステファヌ・シャプイサが106得点を挙げるまで、10年間も破られなかった。
だが、偉大な先人の記録が今、塗り替えられようとしている。
ソン・フンミンは2010年に18歳の若さでデビューすると、ドイツとイングランドでプレーした9年間で121得点を挙げた。このペースは、11年で121得点を挙げたチャ・ボムグンよりも速いものとなっている。
チャ・ボムグンと肩を並べたソン・フンミンだが、大記録の更新には気を留めていないようだった。
3-0で迎えた後半10分にハットトリックのチャンスを迎えたものの、チーム4点目はラメラに譲った。後半23分にエリック・ダイアーと交代しベンチに下がったソン・フンミンは、ファン一人ひとりと握手する余裕も見せた。
2得点でチームの今季CL初勝利に貢献したソン・フンミンは、前節のバイエルン・ミュンヘン戦に続く2戦連続弾や韓国人欧州最多得点記録に並ぶなど、さまざまな記録を達成した。
“韓国サッカーの英雄”が残した偉大な記録が塗り替えられる日は近い。
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