ボールが速くないのならば、精巧でなければならないのに、そうでもなかった。速い球を支える決め球も弱かった。技量の差がはっきり表れてしまった。
プライドは傷つくが認めよう。投入された投手は崩れ、その実力が露わになった。相手のビッグイニングの始まりが下位打線という点も痛ましい。短期戦の勝負で勝たなければならない部分を克服できず、大量失点した。
投手の力量不足だ。どこから間違っていたのだろうか。少年野球の底辺が貧弱だからだろうか。今大会によって子供たちがさらに野球を遠ざけることになりそうで心配が先立つ。
KBOのホ・グヨン総裁が、どのような対策を打ち出すのか気になる。
韓国がこれまで、それでも日本と対等に戦えたのはディフェンスができたからだ。野球は投球で決まる。しかし、今大会に出場した投手たちはマウンドで自分のボールを投げることができなかった。
日本の打者相手に競争力のある野球を見せることができなかった。技量の差をはっきり感じた。こんな韓日戦は初めてだと思う。
韓国野球が抱える問題を真剣に考える時だ。韓米日の野球水準の差はリーグと規模の差だ。 日本は絶えずビッグリーグ並みの選手を輩出している。私たちは日照りに豆が生えるようにしか出てこない。
日本選手の体格が、韓国に比べて優れているわけではない。韓国のアマチュア野球の環境、進学の受験制度、週末の試合など、さまざまな問題が頭の中を複雑にする。
私たちが再びアジア野球の強国と言われるためには、多くの努力が必要だと思う。日本戦の結果は衝撃的だが、謙虚に受け止めよう。そこからまた出発だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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