10日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、SBSは世帯視聴率1.7%(ソウル首都圏基準)で視聴率1位を記録し、NAVER同時接続数でも他社を圧倒して1位になった。
なお、SBS以外の地上波では、MBCで元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム氏と元読売ジャイアンツのチョン・ミンチョル氏、KBSでオリックスにも在籍した元メジャーリーガーのパク・チャンホ氏が解説を務めている。
WBCのため日本を訪れ、東京ドームで初めて中継席に座ったイ・デホは、韓国代表の一員として試合を戦ったときとはまったく異なる雰囲気に「手に汗が出る」と、選手と同じぐらいに震える姿を隠さなかった。
それでも、昨年まで現役生活を続けた大先輩として「頑張りたいという気持ちより、一つ一つ解いていくことが重要だ。塁に走者を集めてつなげていけば点数を出すことができる。気楽にやってほしい」と、心からのアドバイスを送った。後輩たちの善戦を切に願う気持ちで、「(グラウンドに)降りて応援したい」と話したりもした。
また、先発登板したコ・ヨンピョ(31、KTウィズ)が三振を奪えば、まるでダッグアウトで叫ぶかのように大きく歓呼した。
未来を見通す“予知能力”が発揮されたりもした。イ・デホが「知っていても打ちにくいチェンジアップを一球投げてほしい」と話すやいなやコ・ヨンピョがチェンジアップを投げると、隣にいたイ・スンチョル解説委員が驚く場面もあった。
静かだった“応援団長”イ・デホの声は5回裏に爆発した。キム・ヒョンス(35、LGツインズ)が四球、パク・コンウ(32、NCダイノス)が安打で出塁し、ヤン・ウィジ(35、斗山ベアーズ)が3ラン本塁打を放つと、「鳥肌が立つ。頭が痛い。選手のときがもっと良かった」と緊張感を伝えた。韓国代表がホームプレートを踏んだ瞬間、彼の声のデシベルはさらに上昇した。
イ・デホはコ・ヨンピョをはじめ、ウォン・テイン(22、サムスン・ライオンズ)、チョン・チョルウォン(23、斗山ベアーズ)、ソ・ヒョンジュン(21、KTウィズ)など投手の特徴、現役時代に相手にした際の鮮明な経験を伝え、解説の没入度を高めた。
また、韓国代表が逆転された後には「我々は8回、9回に強い。野球は9回裏2アウトからだ」と情熱的に激励したが、惜しくも結果は敗れた。
試合後に行われたトークの時間では、イ・デホはもちろんイ・スンチョル解説委員やチョン・ウヨン・キャスターも、敗戦の衝撃で一言も話せずにいた。それでも、イ・デホは「小さなミス一つで雰囲気が変わり、残念な結果につながった」と鋭く指摘した。
そして、“日韓戦”に臨む後輩たちへの要請も忘れなかった。イ・デホは「いよいよ“韓日戦”だ。もう行くところはない。最後の試合だと思って全力を尽くさなければならない」と、韓国の勝利を祈願した。
なお、韓国対日本の試合は本日(10日)19時より東京ドームで行われる。
(記事提供=OSEN)