北朝鮮から帰国した韓国代表ベント監督「サッカーは観客が入ってこそ…」【現地インタビュー】

サッカー韓国代表が10月17日夜12時45分、仁川国際空港を通じて北朝鮮から帰国した。

韓国代表は去る10月15日、平壌(ピョンヤン)の金日成競技場で北朝鮮とカタールW杯アジア2次予選・第3戦を行い、0-0で引き分けた。

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韓国代表を率いるベント監督は、北朝鮮との試合後「主審が試合を頻繁に止めて中断された時間が多く、いつものゲームと違う展開になった」と、審判の判定に不満を表わした。

帰国したベント監督は「非常に良くない試合だった。私たちが準備をして望んだことが試合で十分に現れなかった」と自評した。

続いて「さまざまな状況のなかで試合を行ったが、相手は私たちが上手くできることをさせなかった。だから前半は我々がしたいプレーをできなかった。後半には多少良くなった」と明かした。

そして「審判のせいで試合が頻繁に止まったのは、相手(北朝鮮)があまりにもラフだったからだ。だから試合が頻繁に途切れた。そのたびに主審が状況を調整した。このような過程が繰り返され、試合の流れが通常よりも円滑ではなかった」と説明した。

ソン・フンミンが驚くほど、北朝鮮はラフプレーで試合に臨んだ。

10月17日、北朝鮮から帰国してインタビューに応じるベント監督

ベント監督は「相手は予想通りに出てきた。前半は、私たちがボールを早く回して相手の裏をつく動きを多くできなかった。だから4-4-2のポジションで始めたが、後半には4-3-3に変えた。それで自分たちのスタイルが生きた。後半の30分ほどはうまくいった。相手ミッドフィルダーと守備のスペースを活用しながら、いいチャンスもあったが、引き分けに終わった」と振り返った。

また「守備的には大きな危機や問題はなかった。よくコントロールした。厳しい環境のなかで、選手たちが集中した部分に満足している」と評価した。

今回の試合は、ベント監督には不慣れな経験だった。初めての平壌訪問であったし、“無観客試合”となった。

ベント監督は「サッカーというスポーツは、観客が入ってきてこそ楽しい試合になる。私たちの意のままにできるものではなかった。与えられた環境に合わせて、できる限りのことをするのが私たちの役割だ」と説明した。

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