今のところ、ロシアW杯からセンターバックに定着したキム・ヨングォン(広州恒大)を中心に、新しいパートナーを積極的に試すと考えられる。“センターバック3オプション”に活用されたキム・ミンジェ(全北現代)がその最有力候補だ。
1996年生まれで若いが、所属チームはもちろん、韓国代表としてもワールドカップ最終予選とアジア大会を経験し、“怪物ディフェンダー”に成長した。190cmの長身で足も速く、前方へのパスも可能なため、ベント監督のスタイルに適した選手だろう。
キム・ミンジェの競争相手は、ワールドカップから韓国代表に招集されているものの出場機会に恵まれなかったJリーガー、チョン・スンヒョン(鹿島アントラーズ)だ。鹿島のフルバックとしてプレーする彼は、チームのACL決勝進出を率いるなど、成熟した技量を誇っている。
ほかにも、9月に招集されたが1試合も出場できなかったパク・ジス(慶南FC)がいる。Aマッチ経験こそないが、所属チームがベント監督と似たようなスタイルのサッカーを目指しており、ベント監督が直接選んだ選手という点で競争の大きな変数になる可能性がある。
またホン・チョル(水原三星)、パク・チュホ(蔚山現代)、イ・ヨン(全北現代)が主力となっている左右サイドバックも、最近復帰したキム・ジンス(全北現代)を中心に新しい競争が繰り広げられるかと、関心を集めている。