練習初日から予想もしていなかった試練にぶつかった。
本来、昼間は20度をはるかに超える米アリゾナ州で、異常気象にによる氷点下3度の厳しい寒さが訪れたのだ。いつにもましてコンディション管理が重要となった2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の韓国代表だ。
ただ良い天候を予想していたわけではない。NCダイノスとKGウィズは数年前からアリゾナ州ツーソンで春季キャンプを行っている。時々、強風を伴った酷寒の天候が訪れることはすでに認知していた。KTは2019年2月初旬、グラウンドに雪が積もる異常気象と向き合った経緯がある。
しかし、今回と同じ時点でそうはなっていなかった。キャンプ序盤は仕方なくジャンパーを着てウォーミングアップとキャッチボールをしたものの、2月中旬には野球に適した天候になっていたのだ。韓国代表が合流日を2月15日に定めた理由もそこにあった。