韓国がブラジルに勝つためには、様々な条件が合致しなければならない。韓国が120％の戦力を発揮する代わりに、ブラジルは100％を出せないという状態だ。何よりもブラジルがこの試合に負けることはないと油断していれば、さらに良い。
しかし問題は、ブラジルがそれほど油断していないように見えるという事実だ。
12月4日の公式記者会見に出席した主力DFで主将のチアゴ・シウバは、「我々が必ず勝つとは思わない。親善試合ほど簡単ではないだろう。韓国には難しい選手がいる。ベスト16に進出した。全面的に尊重する」とし、韓国の戦力は侮れないと予想した。何よりも前回の対戦とは異なる可能性があると憂慮した点が目立った。
チアゴ・シウバはすでに韓国のプレースタイルを把握している。彼は「韓国は強いチーム、パスが速いチームだ。攻撃力をうまく防がなければならない。しっかり団結しなければならない」と述べ、韓国のパスプレーを警戒した。中盤を経て前進する韓国のスタイルをきちんと分析したように見えた。
さらに彼は、韓国パスサッカーの中心であるファン・インボムとイ・ガンインにまで言及した。ファン・インボムの名前ははっきり知らず「6番」と呼び、イ・ガンインに対しては「技術的で非常に優れた選手」と褒め称えた。「名前を正確に読むことはできないが、他の選手たちも力量が優れていることは知っている」と付け加えた。
世界的なアタッカーであるだけに、ソン・フンミンを警戒するのは言うまでもない。チアゴ・シウバは「特にカウンターで速い。ポルトガル戦でも2点目のゴールを決めたとき、ソン・フンミンが非常に正確なパスをした。あのようなシーンで、うまく対応しなければならない」と話した。
ブラジル代表のチッチ監督も韓国戦にベストメンバーで臨むと話した。彼は「韓国戦に集中している。それが私たちの目標だ。戦略をきちんと立てる」とし、「最高の選手たちをベスト11にしたい」と話した。
実際に試合を見なければわからないが、ひとまずブラジルは油断という隙を見せていない。韓国にとっては厳しい戦いになることが予想される。
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