9月7日に、J1の京都サンガF.C.とJ2の東京ヴェルディによる「天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会」準々決勝が、味の素スタジアムにて行われた。
試合は新加入のパウリーニョの2ゴールで、京都サンガF.C.が東京ヴェルディに2-1で勝利し、準決勝へ駒を進めた。
「あの場面で、あの状況で、得点を入れるというのは、持って生まれた才能と、王国ブラジルから来た落ち着き。それを周りがどう生かすかということも含めて、うれしい悩みが一つ増えた」と、京都サンガF.C.の曺貴裁監督は評価した。
さらに、「パウリーニョがどういう選手かというのが、相手に知られるデメリットはあるが、味方の選手に良く知られた。この短い期間でチームのやり方に全部合わせて、個人の特徴が消えてしまうと新加入の意味がない。彼をどう生かすか、彼が自分の力を見せて、周りがそれを理解するというのが、サッカーの移籍の世界では鉄則だと思う」と説明した。
一方、東京ヴェルディの城福浩監督は、「選手はチームとしてやるべきことを、今日はやった。負けには値しない試合をやったと思っている」とコメントした。
(文=玉 昌浩)
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