かつてガンバ大阪で活躍した韓国代表FWファン・ウィジョ(29、ボルドー)を、ポルトガルの名門ポルトが狙っていることがわかった。
ポルトガルメディア『O JOGO』は6月26日(日本時間)、「ポルトが韓国代表FWファン・ウィジョを獲得のターゲットにしている」と報じた。フランスメディア『SO FOOT』も、関連のニュースを引用報道して関心を伝えた。
『O JOGO』はファン・ウィジョについて「リーグ・アンのボルドーで3シーズン活躍し、“証明された”韓国人ストライカーだ」と紹介し、移籍金800万ユーロ(日本円=約11億3800万円)と評価されていると言及した。
ボルドーは昨季リーグ・アンを最下位で終え2部降格。さらには財政問題による懲戒で3部降格処分を受けている状態と、クラブはファン・ウィジョをはじめとする主力を売却するしかない状況に陥っている。
ファン・ウィジョは去る2019年夏、ガンバ大阪からボルドーに移籍。入団初年度は6ゴールを挙げると、以降の2020-2021シーズンは12ゴール、2021-2022シーズンは11ゴールと2季連続で二桁得点を記録し、チーム得点王に輝くなど活躍を披露した。
ファン・ウィジョとボルドーの契約期間は2023年夏までとなっている。このため移籍金が発生することになるが、現地メディアの報道によると、ボルドーは800万ユーロ程度を望んでいるという。
欧州ビッグリーグで証明されたフォワードであるだけに、各国の主要クラブがファン・ウィジョに関心を持っている。フランス国内ではマルセイユやナントが注視している。
『O JOGO』は上記フランス勢のほか、「ドイツのシャルケ、マインツもファン・ウィジョに関心がある」としつつも、「(ファン・ウィジョ自身が)UEFAチャンピオンズリーグに出場したいという欲がある。このため、ポルトが多少有利となる」と見通した。
昨季リーグ戦で優勝したポルトは、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ出場を確定した状態だ。
また、ポルトはアジア人選手に対する選好度が高い。昨季にはイラン代表FWメフディ・タレミ(29)がリーグ戦32試合20ゴールを記録し、得点ランキング2位の活躍でチームの優勝に貢献。過去には元日本代表MF中島翔哉(27、ポルティモネンセ)、元韓国代表FWソク・ヒョンジュン(30、トロワ)らも所属していた。
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