「6月にカタールW杯の対戦国を最善の方法で分析する」。
今年6月、韓国代表は4回の国際Aマッチを予定しているが、チームを率いるパウロ・ベント監督は、カタールW杯本大会で対戦するガーナ代表の分析にも力を入れる考えを明らかにした。
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ガーナ代表は6月の国際Aマッチ期間中、日本で行われるキリンカップに参加するが、ベント監督は直接現場を訪れるか、コーチ陣の派遣などを考慮している。
ベント監督は4月29日、忠清南道(チュンチョン・ナムド)の天安(チョナン)市で開かれた韓国サッカー総合センター予定敷地での着工式に出席した後、カタールW杯の準備過程に関する質問に対して「6月(Aマッチ期間)の招集期間が重要だが、その時には本大会で対抗しなければならないチームに対する分析をまずは行わなければならない。また、最善の方法でW杯対戦相手を分析するだろう。直接スタジアムに行って観戦もし、映像を通じて分析する」と明かした。
さらに、「カタールW杯に行く前に、対戦相手に対する十分な情報を持たなければならない。相手も私たちに関する情報を得る」と強調した。
韓国サッカー協会(KFA)は正式発表しなかったが、韓国代表は6月、ブラジル代表、チリ代表などと4回のAマッチに臨む。
特に、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング上位のブラジル代表との試合は、チーム内の競争力を確認する場になる見通しだ。
ベント監督は「ブラジルのことだけを話すのはちょっと違う。全体的に大きな絵を描くために悩まなければならない」とし、「6月には様々な要素で(準備が)難しいだろう。(4カ国になる)対戦相手に備えるのに時間的な問題もあり、欧州組はシーズン直後に韓国に到着するのでコンディションも正常でない可能性もある。しかし、すべての試合に全力を尽くして準備する」とした。
なお、この日行われた韓国サッカー総合センター着工式にはベント監督をはじめ、チョン・モンギュ韓国サッカー協会会長、ファン・ソンホンU-23韓国代表監督、パク・サンドン天安市長、ヤン・スンジョ忠清南道知事、オ・ヨンウ文化体育観光部次官などサッカー界および地域・政府関係者300人余りが出席した。
2018年から建設が推進された韓国サッカー総合センターは、2024年上半期に完工する。敷地の全体規模は45万1693平方メートルで、坡州NFCの4倍の広さだという。
メインスタジアムや室内サッカー場など12面のサッカー場、体育館、宿舎、事務局、サッカー博物館などが建設される。工事費は天安市が1894億ウォン(約189億円)、韓国サッカー協会が1200億ウォン(約120億円)を負担し、総額で3094億ウォン(約309億円)の規模となる。
ベント監督も「良い施設ができる。先駆技術の発展に大きく役立つだろうし、韓国サッカーの未来は重要だ」とし、韓国サッカー総合センターへの期待を膨らませた。
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