パナマ戦でも沈黙のソン・フンミン、彼の“酷使”はいつまで続くのか

ソン・フンミンの1185分には、アジア大会のウズベキスタンとの準々決勝、日本との決勝戦など120分の延長試合も含まれている。その疲労度は容易に計り知れない。「苦しかった」という言葉は、決して大げさではないのだ。

ソン・フンミンは、アジア大会の参加にちなんだ韓国サッカー協会とトッテナムの合意によって、11月の韓国代表チームのオーストラリア遠征には参加しない。しかしトッテナムは10月20日のウェストハム・ユナイテッドとの試合を皮切りに、11月までカップ戦やチャンピオンズリーグのグループリーグなど、およそ9試合を行う。試合のたびに先発や交替で地道にプレーするソン・フンミンにとっては、11月もコンディション管理が欠かせないわけだ。

Aマッチに参加しない11月にコンディション調整に失敗すれば、シーズン全体にも悪影響を与えかねない。シーズン中盤に行われる来年1月のアジアカップにも参加するため、ともすれば所属チームと韓国代表での活躍をすべて逃すことになる。

パナマ戦後半に見せたソン・フンミンらしくない機動力と集中力の低下が、一時的なものであることを願うばかりだ。

(構成=呉 承鎬)

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