昨季は残留争いに巻き込まれた柏レイソルが、今季は開幕から上位に食い込んでいる。そんなチームの好調ぶりを支えているのが、守護神の韓国代表GKキム・スンギュ(31)だ。
3月12日に行われた明治安田生命J1リーグ第4節で、柏はホームの三協フロンテア柏スタジアムでアビスパ福岡と対戦。前半28分のMFマテウス・サヴィオ(24)のゴールが決勝点となり、1-0で勝利を収めた。
柏は後半、攻勢に出た福岡に決定的なチャンスを幾度も作られるも、堅い守備で相手の攻撃を跳ね返し、虎の子1点を守り切って勝ち星を挙げた。ネルシーニョ監督も試合後、「DFの守備での活躍が今日の試合に直結した」と守備陣の奮闘を高く評価していたが、最後の砦として立ちはだかったのがキム・スンギュだった。
この日最大のビッグセーブが生まれたのは後半14分。最終ラインからのパスを中盤で福岡にカットされると、右サイドからMFジョルディ・クルークス(28)が放ったグラウンダーのクロスのこぼれから、MF前寛之(26)にダイレクトで右足を振り抜かれる。
キム・スンギュが逆を突かれたシュートはクロスバーを叩くも、続くこぼれ球を今度はFWルキアン(30)がヘディング。ボールはそのままゴールネットに吸い込まれるかに思われたが、ゴールライン間際でキム・スンギュが間一髪セーブ。最後はしっかり両手でボールを抑え、柏を失点のピンチから見事に救った。
終了間際の後半40分には、福岡DF湯澤聖人(28)がペナルティエリア中央から放ったシュートも冷静に弾いて見せたキム・スンギュ。守護神の活躍で、柏は開幕戦以来のクリーンシート(無失点試合)を達成するとともに、今季3勝目で順位を3位に引き上げた。
そんなキム・スンギュは、このまま大きなアクシデントがない限り、来る24日にホームでイラン代表、29日にアウェーでUAE代表と対戦する韓国代表のカタールW杯アジア最終予選メンバーに選出される予定だ。
8試合終えて6勝2分の韓国代表は、すでにグループ2位以上確定でW杯出場を決めている。ただ、最後の2試合も勝利を狙うべく、チームを率いるパウロ・ベント監督はベストメンバーを送り出すことだろう。そのためにも、ここまで最終予選全試合でゴールマウスを守っているキム・スンギュの存在は欠かすことができない。
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キム・スンギュが今季Jリーグでの活躍を代表でも継続できるか。韓国代表のメンバー発表は明日(14日)10時30分から行われる。
(文=姜 亨起)
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