北京冬季五輪の女子マススタート決勝に出場したキム・ボルム(29)は最終5位で大会を終えた。大会前から数々の気苦労を抱えてきたが、有終の美を飾った。
キム・ボルムは2月19日、中国の北京国立スピードスケート競技場で行われた女子マススタート決勝で8分16秒81を記録し、5位でレースを終えた。2018年平昌大会での銀メダルに続いて2大会連続メダルを狙ったが、惜しくも叶わなかった。
レース序盤、最後方からスタートしたキム・ボルムは、チャンスを虎視眈々と狙い、3周を残した終盤にスピードを上げて追い越しを試みた。しかし、キム・ボルムだけでなく、ほかの選手たちも終盤にスパートをかけ、首位との格差を縮めることができず、最終的に5位でゴールインした。
試合後、キム・ボルムは涙を流していた。テレビのインタビューに対して、「あまりにも多くのことがあったが、今日の試合を無事終えることができて本当に良かったと思う。試合前から悔いのないレースをしたいと言っていたが、本当に頑張った。ベストを尽くしたので、5位という成績が意味深い」と感想を述べた。
女子マススタートの金メダルはイレーネ・スハウテン(オランダ)が獲得し、イバニー・ブロンディン(カナダ)が銀、フランチェスカ・ロロブリジーダ(イタリア)が銅に輝いた。
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